Ranked Play Season #15 June 2015
Index
▼ 参照リンク▼ Overview
➤ Tournament stats ➤ Tier Transition Report
Class break down
▼ Druid
▼ Hunter
▼ Mage
▼ Paladin
▼ Priest
▼ Rogue
▼ Shaman
▼ Warlock
▼ Warrior
【重点事項】
このMeta Reportは海外サイトのガイド記事やトーナメント、ラダーのストリーミング等を参考に記述しています。当ブログ管理人の観測範囲内における情報と印象を基にしているため、実状にそぐわない面も多々あろうかと思います。その点はご了承下さい。
◆ 過去のMetagame Season Report
➥ [メタる] State of the metagame
▲Index
参照リンク
Meta Snapshot #17: The June 2015 Season is Underway! [TempoStorm]
Meta Snapshot #18: From Warrior to Warrior [TempoStorm]
Meta Snapshot 19: From Warrior to Warrior and Back Again [TempoStorm]
PR June Week 1: The Unholy Trinity [Liquid Hearth]
PR June Week 2: Malygos Rising [Liquid Hearth]
PR June Week 3: Warlock and Warrior: BFFs [Liquid Hearth]
PR June Week 4: Rogues Do It Too [Liquid Hearth]
▲Index
Overview
新進気鋭のコンボデッキ『Patron Warrior』はBRMが実装された4月シーズンの終盤から、今現在までの二ヶ月間を通じて環境の頂点に君臨し続けています。もはやこのデッキが及ぼす影響力に異論を挟む余地はなく、走り梅雨が始まりを告げた6月シーズンでもMetagameの中心に位置していました。
幾多の構築がPatron Warriorを引き摺り下ろすべく挑み続けていますが、どの挑戦者もあと一歩及ばず退けられています。このデッキが現在の環境で頭ひとつ抜きん出ている理由はクラス別の項目でおさらいするとして、ここでは首位争いを走るデッキ達の力関係を把握しておきましょう。
一強へ挑むMeta構造
※デッキ相性の矢印はLiquid Hearth・TempoStormのMeta分析記事を基にしています。
Face Hunterに代表されるアグレッシブなデッキから展開の遅いMidrange・Controlまでと、非常に手広く良好なマッチアップを持つPatron Warriorへの解答は5月の時点で呈示されていました。カウンターデッキの候補として注目されたのがHandlock、そしてControl Warriorです。
折よく環境には与し易いZoo(Midrange Demon)が溢れかえり、不得手なFace HunterがHybrid型へと吸収されるなどHandlockにとって都合の良い条件が整っていました。一方のControl Warriorも順調に勢力を伸ばしていきましたが、Tempo/Midrange型とのマッチアップに難を抱えており今ひとつ勢いは及びません。
そうしてHandlockが5月中旬から急浮上し、Patron Warriorに次ぐ位置を確保したように見えたのもつかの間。第二位の座から蹴落としたのはまさかのWarlock自身でした。BRM実装時からたびたび注目を集めてきたDragon Warlock改め、Malygos Warlockです。
このニューカマーはHandlockの構築をベースに少数のDragon種族シナジーと強烈なスペルダメージのコンボが加わえられ、WarlockのHero Powerと噛み合い新たな構築カテゴリを確立するに至りました。
しかしその勢いはシーズンの折り返しをピークに減速を余儀なくされます。この直接的な要因となったのがまたしてもWarlock自身、Midrange寄りの構築にDemon種族シナジーを加え4月シーズンに復活を果たしたZoo Warlockです。
さらに、Malygos Warlockのプレイとはまったくもって噛み合わない厄介なカウンターデッキ、Oil Rogueがシーズン終盤に高い評価を獲得しました。
BRMのカード追加を経て練り上げられつつある現在のMetagameは、Unholy Trinity(聖ならざる三位一体、または悪の三羽カラス)と渾名されたWarrior・Hunter・Warlockの3クラスを中心に展開され、Oil Rogueを急先鋒とする特定デッキがその隙を窺い安穏と過ごすことは許されない緊張が続いています。
➤ Tournament stats
6月のトーナメントはデッキリスト情報が少ないため偏っているかもしれません。判明している範囲では5月シーズンのトーナメント結果とラダーメタの影響を如実に反映し、今月はPatron Warriorを念頭に置いたデッキ選択が行われていたことは想像に難くないでしょう。まずFace Hunterを採用するプレイヤーはゼロになり、Paladin/Priest/Shamanは引き続き低迷しています。6月初旬のESLではPatronへのカウンターとしてHandlockが支持を集め、DreamHackではこの反動でMalylockにとって代わられています。
一方興味深いのはMidrange DruidとMidrange Hunterが最大人気となっていた点です。この二つのデッキは絶対的に不利なマッチアップというものが存在せず、トーナメントシーンにおいてはあらゆるデッキに対して最もフラットに戦える点を買われています。とりわけラダーでは人気の回復していないMidrange Druidですが、不得手とするTempo Mage/Mid Zoo等がBO5の対戦という特定状況では数少ないことも大きな理由となるでしょう。
(クリックで拡大表示)
ESL Legendary Series Season 2 Finals [Elite Decks]
DreamHack Summer 2015 [Top deck]
➤ Tier Transition Report
TempostormとLiquid HearthのTierランキングを一覧にして掲載しています。このランキングは今現在のMetagameにおけるデッキ毎の支配力・影響力をトッププレイヤー達の意見を参考に指標化したものです。ランク順位はいわゆる”デッキの強さ”なるものを単純に示すものではありません。カードデッキはそれぞれ他のデッキとの間に相性を持ち、一面的に”デッキの強さ”という不明瞭な評価を行うことは出来ません。
参照Link
Meta Snapshot #17: The June 2015 Season is Underway! [TempoStorm]
Meta Snapshot #18: From Warrior to Warrior [TempoStorm]
Meta Snapshot 19: From Warrior to Warrior and Back Again [TempoStorm]
参照Link
PR June Week 1: The Unholy Trinity [Liquid Hearth]
PR June Week 2: Malygos Rising [Liquid Hearth]
PR June Week 3: Warlock and Warrior: BFFs [Liquid Hearth]
PR June Week 4: Rogues Do It Too [Liquid Hearth]
▲Index
Summary
BRM実装後の低調は底を打ったかのように、6月シーズンを通じて横ばいの評価に留まっています。現在のラダーにはTempo Mage / Zoo / Mech Shaman等の苦手とするデッキがいまだ増加傾向にありますが、たとえ不利なマッチアップであっても覆してしまう地力がDruidには備わっており、その逞しい胸板に抱かれる安心感をプレイヤー達に買われているのでしょう。
ただし、ここからDruidがうわ向く材料もいまだ見えてこないのが実情です。BRM実装後から数多くの試行が繰り返されてきた中で、Druidに対して寄与するものが新カードには数えるほどにも無かったことはもはや明白のことです。
ラダーの人気については承前の通りですが、トーナメントシーンでは再びGvG実装後の勢いを盛り返すことに成功しました。Patron Warriorへの対策を第一に講じるようになった5月を経て、複雑な相性の読み合いに一歩距離を置いたDruidが第三の候補として有力視されています。マナ事故に遭わず良好に手札が巡りさえすれば、あらゆるデッキに対して勝ち得るシンプルな力強さは失われていません。
Deck Check
6月シーズンのDruidはマナ加速からのミニオン召喚という土台はそのままに、異なる味付けでMetagameへの解答を模索する動きが見られました。Ramp Druidの流行のひとつはChromaggus、BRMで追加されたこのカードは相手へリソースのプレッシャーを仕掛ける優れたミニオンです。Big Game Hunterから免れる良好なステータスであることも見逃せません。Dragonという種族設定も特徴のひとつですが、5月に試されたDragon Rampは姿を見せませんでした。
付け加えるとこのミニオンはControlメタに適した性質であり現在の環境に合致しているようには一見見えないものの、Patron WarriorのカウンターにControl Warriorが上昇していたタイミングにおいては有効に機能していたようです。[Cloud9] KolentoとStrifeCroはさらに貪欲にNourishをデッキに2枚加えています。
Miidrangeの構築も骨組みはそのままに、Shade of Naxxramasに代えてテックカードを選択する例が幾つか見られました。Weapon破壊のAcidic Swamp Ooze / Harrison Jones、Secret対策のKezan Mystic等さまざまなオプションが試されています。
基本的に、これら環境対策のカードをデッキに加える事はDruid自身の一貫性を損なうものです。しかしラダーにはTempo MageやHunterが氾濫している状況を鑑みれば必要に迫られてのことであるかもしれません。
Ramp Druid
Chromaggus Druid to Legend [Hearthpwn]
Kolento’s top 50 legend ramp [GosuGamers]
Rank 9 -> legend in 24 hours [Hearthpwn]
Legend hit with Bloodmage Thalnos/Starfall ramp-style druid (decksplanation inside) [reddit]
RampDruidでプレイング実況解説プレイ! [すべ半]
Koroneko - How to play No Combo Druid [Youtube]
Hybrid Druid is new meta (Combo/Taunt) [Hearthpwn]
Midrange Druid
1st time [TOP 100 LEGEND] - basuraMan's Midrange Druid [Hearthpwn]
EU Legend - Zombie Druid [Elite Decks]
2conboドルイド実況解説 VSフレンド! [すべ半]
In Defense Of: Drakonid Crusher [Archon]
Legend Druid in two days - Midrange is in a good spot right now [reddit]
Token Druid
Token Druid Deck Guide: Cheap Legend Deck [Hearthstone Players]
Fatigue Druid
h0z's New Fatigue Druid counter aggro decks [Hearthpwn]
Mill & Rush Druid [Elite Decks]
▲Index
Summary
GvG実装とUndertakerのnerf調整を切っ掛けとしてラダーキングにのし上がり、これまでHunterは2015年の上半期をたゆまず駆け続けてきました。しかし環境の変化はHunterの独走を許すことは無かったようです。
4月にはかつての王者Warlockが地獄の淵から蘇り、続く5月はその不気味な気配が背後にまで迫っていましたが、ついには今シーズンHunterを一歩先んじて再びラダー最人気の座へ返り咲きました。
これはWarlock自身が人気を回復したことと、環境トップのデッキPatron WarriorがFace Hunterのアンチとして機能する二つの要因によります。Hunter自身は総じてWarlockクラスとのマッチアップを得意としており、Tier上位陣の争いは奇妙な三角関係の間でかろうじて均衡が保たれています。
秒速でLegendランクへ到達する男[Archon] XixoはTwitterやストリームにて、Grim Patronのnerf調整を要望しPatron WarriorのバランスについてBlizzardを当てこすり続けていますが、もしそれが叶えば一番喜ぶのは彼の愛好するデッキFace Hunterであることは皮肉に尽きるでしょう。
I just went 25-0 from rank 7 (0 stars) to rank 2 (5 stars) on the asian server. Trying to get those stats confirmed by blizz :P
— Xixo (@ArchonXixo) 2015, 6月 29
Deck Check
Face Hunterの構築は特に代わり映えなく、そもそもプレイされること自体敬遠されていたように見えます。マッチアップの面ではWarrior以外のクラスを警戒すべき状況にはありません。Warlock・Midrange Hunter・Oil Rogueと有利な相手ばかりがTier上位に並んでいるにも関わらず、です。
また昨シーズン熱い注目を浴びたHybrid Hunterは、再びMidrangeの構築バリエーションに落ち着くことになりました。
プレイヤーを二分していた二つの構築は現在、最も多くプレイされるデッキとしてMidrangeに傾いているようです。デッキを眺めていくとこちらも大きな変動は無く、Quick Shotの投入も一般的となっています。SecretについてはExplosive Trap1枚の採用を見直し、Snake Trapと差し替えるか抜いてしまうデッキが多く見られました。
Face Hunter
Legend Face Hunter Deck Guide [Hearthstone Players]
Wallet Face Hunter - Climbing the ladder in style [reddit]
Face Hunter - June 2015 [Metabomb]
Athene's Face Hunter Guide. [Hearth2p]
Beast Aggro
Legend Hunter (Cheap and easy legend) [Hearthpwn]
Midrange
[JAB] Midrange Hunter (#1 NA #8 EU May) (105 Blizzcon Pts.) - Decklist, Explanations, Mulligan Guide [reddit]
Jab's Midrange Hunter - June 2015 [Metabomb]
Deck of the Week: Midrange Hunter [BlizzPro]
[LEGEND][Guide] Midrange Hunter [Hearthpwn]
Does anybody know how to play the new deathlord/snake hunter? [reddit]
The #1 legend Deathlord Hunter [GosuGamers]
Top 15 legend Florindo's Hunter [Hearthpwn]
Mech Hunter
Revenge of the Mech-Hunter: Top 50 Legend with a strange build. [reddit]
EU Legend Mryagut's Mech Hunter [Hearthpwn]
Hybrid Hunter
Mastering the Hybrid Hunter: Beginner Guide [Hearthstone Players]
▲Index
Summary
Mech Mageの凋落以降はTier上位へ食い込むデッキを輩出できずにいるものの、クラス単位の人気で見ればHunter・Warlockに続く第三位のポジションに留まっています。とりわけTempo MageとFreeze Mageは無視できない影響力をMetagameへ与え続けており、何らかの拍子に上位陣へと割って入ることがあっても不思議はないようにも見えます。
しかしその起爆剤となる材料の調達についてはMage自身では如何ともし難く、歯がゆい状況が今後しばらく続くでしょう。Tempo Mageは良好なマッチアップとしてDruidとControl Warriorの増加が鍵となりますが、Freeze Mageにとって望ましい変化ではありません。そのFreeze Mageにとって都合の良い環境に変化していくにはFace Hunterに代表されるアグレッシブなデッキやPaladin・Priest等の展開が遅いデッキの増加を必要としますが、Patron Warriorが君臨し続ける限り期待薄といったところです。
一方で最も豊富なカードリソースを武器とするEcho Mageが不気味な胎動を続けており、既にMetagameにおける存在感を失ったMech Mageもラダーでは使われ続けています。(GvGのパックを開けることで比較的容易に構築できる事が最たる理由かもしれませんが)
Deck Check
今シーズンも引き続きTempo Mageが最も多くプレイされています。Weaponを持たないこのクラスとは不似合いにも思えるアーキタイプですが、NaxxでMad Scientist、GvGのUnstable Portal、そしてBRMでFlamewakerと必要なパーツが集まり、Rogueすら上回る最適化を果たしています。
コアカードとなるFireballやFlamewaker等は共通しており、デッキ毎に採用するミニオンとSecretによって微妙に異なる個性が見られます。Mirror Entityだけではなく、Counterspellが一枚入っている可能性も常に念頭に置きましょう。
Tempo Mageに次ぐ人気のFreeze Mageはカードを入れ替える余裕がほとんど存在しないデッキですが、オプションとしてMalygosを投入する構築が徐々に支持を集めているようです。
GvG以降の傾向を受け継ぎ、その他にもデッキバリエーションが様々に試されています。シーズン中盤はMTG殿堂入りプレイヤーBrian KiblerのDragon Mage、終盤はEUサーバーでLegendランク1位に輝いたプレイヤーやDreamHack Summerを制したMTGプロStanCifka等のプレイしたEcho Mageに注目が集まりました。
Aggro Mage
Wermin’s Aggro Mage Breakdown [Hearthstone Champion]
Tempo Mage
Diving into Tempo Mage [TempoStorm]
TempoMage #1 Legend S15 - TheEnclase [Hearthpwn]
Trig Dtwo Tempo Mage Guide [Youtube]
Reinhardt here. Just hit legend with Tempo Mage and wanted to post a guide I've been working on. [reddit]
Firestorm 3.0 (Top 100 LEGEND) [Hearthpwn]
Echo Mage
Examining the Power of Neviliz Echo Mage [TempoStorm]
Echo Giants Mage [Liquid Hearth]
Fun Deck: Hobo Echo Mage [Archon]
Rank 1 EU Echo Giants Mage ! Info + Guide [reddit]
StanCifka’s Echo Giants [GosuGamers]
Dragon Mage(Mid-Control)
Dragon mage OP...easy climb [Hearthpwn]
Kibler's Dragon Mage - June 2015 [Metabomb]
Fatigue Mage
[Opinion/Guide] Fatigue Mage is in a great spot after the reset. [reddit]
Freeze Mage
A Deck of Ice and Fire – Learn to Play Freeze Mage [Hearthstone Players]
▲Index
Summary
Dragon種族シナジーを武器に加えるPaladinに向けられていたBRM実装時の期待感は雲散霧消し、かつて座り馴れた底辺ブラザーズの席へと落ち着くかに見られていました。しかしGvGで手に入れた新カード群が大きな支えとなり、再び勢いを盛り返す気配を見せたことに驚いた人も多いことでしょう。
Midrange・Control型のどちらも加速が鈍くゲーム終盤のバーストダメージの手段にも欠けており、いまだにPatron WarriorやOil Rogueとのマッチアップを改善するには至っていません。Hero powerやカードの性質まで含めてPaladinというクラスの性格とはとことん噛み合わないのでしょう。どれほど贔屓目に見てもラダーが良好な環境に傾いているとは言えませんが、その上でいまだ支持され続けているのはGvG型Midrange Paladinに錆び付くことのない地力があると見えます。
再び評価を取り戻しつつあるMidrangeとは対照的に、古典的な構築のControl Paladinは6月シーズンも全くプレイされていません。ESL Legendary Series Season2 Finalで上がったかに見えた復活の狼煙は単なるボヤ騒ぎに終わったようです。
他方でまったく期待されていなかった構築スタイルによりシーズン中盤から脚光を浴びることになりました。5月シーズンに[TempoStorm] Reynadや[Cloud9] StrifeCro等の著名プレイヤーによって使用されていたミニオンベースのAggro Paladinです。一時はラダークライムではなくラダーエレベーターだと言われるほどに有効なタイミングが存在し、Paladinは油断のならない鋭さを隠し持っていることを印象付けました。
Deck Check
5月シーズンに急浮上したAggro Paladinは勢い衰えず勢力を伸ばし、6月シーズン後半の台風の目となりました。デッキ構成は昨年来のAggro型を踏襲しており、GvGの新カードを加えた上でプレイヤー毎に異なる選択が随所に見られます。
オプションとして加えるミニオン選択の基準はChargeアビリティ、そしてDivine ShieldやDeathrattleによって盤面にTokenを残すいわゆるスティッキーなミニオンとなります。この性質の違いを使い分けることで流行デッキに対してこまめな調整を行っていることが伺えます。
Midrange型の構築を見ていくと、やはり今季もGvG型のスタイルに終始していました。Dragonシナジーなんて無かった。
GvG環境において常に高い評価を下されていたこのデッキは現在、環境の変化にあおりを食った形で人気が低迷しているものです。その地力を失っていないにも関わらず不当な評価であると主張するプレイヤーの意見も目立ち始めました。
Patron Warriorへの解答を見出すことがもし出来たならば、再びMetagameに大きな存在感を示すことも夢ではありません。
極端に不利と言われるPatron Warriorとのマッチアップについて、Midrange Paladinを用いてEUサーバーのLegendランク1位を奪取したXzirezのデッキガイドから少し引用しましょう。
攻めて攻めて攻めまくるべし。ロングゲームにいっさい勝ち目は無く、可能な限り素早くテンポを握ることを目指すしかない。
Muster for BattleとQuartermasterはこのマッチアップにおいて最も重要なカードになる。5ターン目か6ターン目にはこの2枚で強化したSilver Hand Recruitの布陣を敷くチャンスを常に窺うことになる。
Azure Drakeの取り扱いはConsecrationとのコンボが可能ならば慎重を期すべきだろう。Tirion FordringとSludge BelcherはGrim Patronの猛攻を防ぐために用いる。
盤面の有利を確保した状態で相手がEmperor Thaurissanをプレイした場合、ミニオンのトレードを行うよりもフェイスを殴りに行くほうが良いだろう。そしてもし相手がDeath's BiteとInner Rageによって5ターン目に4体のGrim Patronを呼び込んだ場合はほぼ勝ち目が無い。
Aggro Paladin
Strifecro's Aggro Paladin – June 2015 [Metabomb]
StrifeCro's Aggro Paladin [Hearth2p]
Ebola Paladin, Don't Climb Ladder, Take the Elevator [Rank 1 NA] [reddit]
Aggrodin to legend [139 NA]: Winning on a budget [reddit]
20 - legend in one day [Hearthpwn]
Buer’s and JustSaiyan’s aggro Paladins [GosuGamers]
Deck of the Week: Aggro Paladin [BlizzPro]
Saiyan Guide Me [Archon]
FRID’S SEASON 15 AGGRO PALADIN GUIDE [Topdecks]
フェイスパラディンのすゝめ [すべ半]
Midrange Paladin
#1 EU Midrange Paladin(Yes Paladin) [reddit]
Rank 15 Legend w/Midrange Paladin w/Kezan [reddit]
{Rank 5: Easy Climb} Troggzor Stick-a-din [Hearthpwn]
Strife's Legend Paladin [Hearthpwn]
Reporting for duty! A comprehensive guide list for new Midrange Paladin players [reddit]
HOTFORM’S SEASON 15 PIRATE PALADIN [Topdecks]
Control Paladin
Exploring the power of Control Paladin [TempoStorm]
Dominating the Ladder with Vigil Paladin [TempoStorm]
Secret Tempo
BALLAdin Counters Current Meta Decks [Hearthpwn]
▲Index
Summary
Priestにとって好ましくない状況が続いています。Hybrid Hunterの登場やPatronWarriorの影響によってFace Hunterが急速に支持を失い、かつて得意デッキであったZooはMidrange帯へ寄り付き力関係も大きく変化しました。そしてゲーム後半の強力なバーストダメージを持つデッキ群がTier上位に集中しており、Priestというクラスは有効な回答を持ち合わせていません。
それでも5月シーズンは種族シナジーを加えるなど創意工夫が数多く見られましたが、6月中はその意欲すら失いつつあったようにも見えます。Priestというクラスに魅力を感じ愛好するプレイヤー以外には、現在ラダーでプレイするのに推奨されません。かつて肩を組んで苦労を分かち合ったPaladinとの違いは、環境に左右されず有力なMidrangeデッキの不足に尽きるでしょう。
Deck Check
スタンダードなControl Priestと中国サーバー発のLightbomb Priest、得手不得手が微妙に異なるデッキではありましたが今シーズンはほぼ同一視されていたようです。あまりプレイされる機会が無いため印象が薄く、特色が見えてこないのも理由かもしれません。またはスタンダードControlにLightbombを1枚差してみるなど、両者のデッキが距離を縮めていることも要因のひとつです。
今季の特徴を挙げると、Velen's Chosenが多くのデッキに採用されているのが目につくこと、そしてThoughtstealを抜いてしまい、ドローソースとして久方ぶりにAcolyte of Painが試されていることです。Priestのデッキは現在ヘルス回復というシナジーで埋めつくされており、相手のカードを奪うよりも自身のデッキを掘り返したほうが理に適うと考えられています。またあわよくば、Acolyte of PainをPower Word: ShieldやVelen's Chosenで強化し長く盤面に残すことで相手へのプレッシャーも期待されています。
Control Priest
Top 25 Legend Acolyte Priest Deck Guide by MatGagne [Hearthstone Players]
Rank #1 Legend EU Priest! [Hearthpwn]
StrifeCro - Tidesoftime's crazy Priest deck #1 [Youtube]
[S15] It's Light (New Style Control Priest [Hearthpwn]
Legend with Hybrid Priest [reddit]
SK Zetalot - Climbing, I Guess [Legend] [Hearthpwn]
Tempo/Midrange
NA fastest legend (S15) priest [Hearthpwn]
威尔神というプレイヤーがPriestのみを使用し、約20時間で中国サーバーレジェンダリー 1位を達成 [Nemukejp]
*Legend* Repair Priest by Emogirly [Hearth2p]
Immortal’s Dragon priest from HouseCup #3 [GosuGamers]
Aggro
Chinese Deck snapshot #4: Aggro decks are really popular in China for sure [reddit]
Going aggro in high legend ranks with Aggro Priest [GosuGamers]
勝率80%で中国サーバーのレジェンダリー100位台に到達した変速Priest [Hearthstone Players]
▲Index
Summary
Oil Rogue以外はメジャーデッキのカテゴリを確立できない状況が継続しています。裏を返せば、たった一振りのナイフがMetagameに深々と突き刺さりここまで存在感を発揮していることをこそ評価すべきかもしれません。Rogueは6月シーズンを通じてMetagameの核心に影を落とし、シーズン終盤には不意を突き頂点にあと一歩まで迫ることに成功しました。
しかしコンボデッキとして似た性質にあるPatron Warriorとの間には厳然たる壁が存在します。Oil Rogueの評価はMetaへのカウンターデッキとして支持を得ているものでり、かつてのMiracle Rogueのように他デッキへ対策を迫るほどの威圧に欠けているのです。シーズン終盤の時点で両者は限りなく近づいたように思えるものの、その壁を乗り越えることは容易いものではないでしょう。
Patron Warriorを中心とした現在のMetagameが継続していく限り、常にTier上位に居場所を見つけることは出来るかもしれません。ただし、現在の均衡が大きく崩れた時はまったくの未知数です。
Deck Check
Oil Rogueの構築はミニオン選択において顕著な変化が現れています。GvG環境で猛威を奮ったスペルとViolet Teacherのシナジーは現在、Patron WarriorとHunterに対して逆効果であるため敬遠されています。また、昨シーズンはDr. Boomを放り込みゲーム終盤のプレッシャーのひとつに用いていましたが、AoEとExecuteを持つWarriorに対しては何らの脅威ともならないためデッキから抜かれてしまいました。
環境の変化に応えて再び採用されたSouthsea Deckhandは現在のOil Rogueにとって欠かせないパーツのひとつかもしれません。
デッキの速度を競り合う形となるMidrange Zoo・Midrange Hunter・Patron Warrior、そしてHandlockが岩石の壁を築く前の一瞬の隙を突くために、このミニオンはComboアビリティ起動の役目も兼ねて重宝されています。
さてOil以外のデッキにおいても、今季は比較的幅広く構築スタイルが試されていたようです。BRMのDragon Midrangeこそ見かけませんが、Oil Rogueの派生からアグレッシブに寄せたデッキが再び登場し、異なるバーストダメージの手段としてMalygosも活躍しています。
世界線が違うのかもしれませんが、中国サーバーではMech Rogueが再度試されていることも注目しておきましょう。
Oil Rogue
Mastering the Oil Rogue: Beginner Guide [Hearthstone Players]
Oil Rogue - June 2015 [Metabomb]
New Era Oil Rogue [High Legend] [Hearthpwn]
[TOP 1] Legend Oil Rogue [Hearthpwn]
Aggro
Burst Rogue - Legend Grinder - RACE HUNTERS [Hearthpwn]
Malygos Rogue
Superjj102's Malygos Rogue [Hearthpwn]
Malygos Rogue SEEMS more than viable [reddit]
[1/3] Malygos Rogue: A Comprehensive Write-up (Season 14 & 15) [reddit]
Mill Rogue
TidesofTime - Mill Rogue [hearthbuilder]
Mech Rogue
Rogueは本当に今弱いヒーローなのか? Fel Reaver Rogueガイド [Nemukejp]
Chinese Mech Rogue [Twitter]
Tempo Rogue
[2/3] Tempo Rogue: Rank 5 to Legend [reddit]
▲Index
Summary
忘れがちですがShamanのHero powerで召喚されるTokenミニオン達にはTotemという種族設定が付加されています。Hearthstoneがローンチされて以来ほとんどまったく機能した試しが無いので、これらをMech種族に変更すれば幾分Shamanの現状は改善されることでしょう。
冗談はさておいても、現在の主力デッキとなっているMechデッキとHero powerの関連性が薄いことにShamanプレイヤー達は歯がゆさを感じていることでしょう。Flametongue Totem等を利用してTokenミニオンと相手のミニオンを交換することはMidrange型のゲーム運びにおいて価値を見出すことができます。しかしそのMidrangeの人気は6月シーズンも回復するに至りませんでした。
MechとMidrangeどちらを選択しても得意よりも不得手な対戦の数が上回るため、このHeroを使用する場合はタイミングを見計らう必要があります。HandlockとControl Warriorが増加したらMidrange、Druidが増加したらMechと使い分けることでシーズンを通じ戦っていくことも不可能ではありませんが、Shamanにこだわる理由が思い当たらなければ考えなおしたほうが良いかもしれません。
Deck Check
Mech Shamanの構築はMech Mage同様にほぼ固定化されています。その中でもHandlockの隆盛やTauntミニオンへの対処からEarth Shockの2枚入れを検討するなど細かい工夫が見られます。アグレッシブに攻め続けるこのデッキにおいてHexは逆効果とも成り得ますが、5月シーズンはAggro一辺倒ではなくControlデッキとMechシナジーの融和も図られました。両者のデッキを比較し、マッチアップにおいて見分けるポイントを抑えておく必要があるかもしれません。たぶん無いです。
Shamanの地金ともいえるMid-Controlの構築はDragon種族を加えてみるなどやや迷走しつつも、Reincarnateの再活用が一時注目を集めました。シーズン中盤以降はFace Hunterの減少に乗じる機運も高まりましたが、今度はAggro Paladinという暴力になぶられ再び支持を失っています。
Mech Shaman
[Legend] Mech Shaman 100% win rate from Rank 3 to Legend [Hearthpwn]
Midrange
From the ashes of Deathrattle Shaman.... Dragon Shaman is born. But is it viable? It could be... if you add Mechs. /r/CompetitiveHS, hear me out (long analysis incoming). [reddit]
#4 Eu Loyan Shaman Deck. [Hearthpwn]
Control
[Spark] Elemental Spirit (S15) [Hearthpwn]
Finding a Place for Shaman: Hawkeye's DH Summer Shaman Deck [TempoStorm]
[S15] *Legend* Henriquexpro's Malygos Shaman [Hearthpwn]
[Legend] Mech-Malygos Control [Hearthpwn]
[Legend] Overload Shaman writeup [reddit]
▲Index
Summary
Zoo・Handlockの両輪が復活したことに加え新たな構築Malygos Warlockの完成により、ついにラダーキングの王冠を再び戴く日がやってきました。Hunterとは僅差であるかもしれませんが、トーナメントシーンでは既に最大勢力のクラスに返り咲いています。
特にこの6月シーズンは目まぐるしく人気が入れ替わり、対戦相手にとってはマリガンに頭を痛める日々が続きました。また3つのデッキはそれぞれ相性の性格がくっきりと分かれており、今後如何ような変化が訪れてもWarlockの姿を見ない日は無いと考えられます。
強いて不安要素をひとつ挙げるなら、現在のTier上位にはMidrange DemonZooにとって相性の悪いデッキばかり揃っていることかもしれません。
Deck Check
ZooWarlockの構築は代わり映え無く、マナカーブを重く寄せDemon種族を加えたMidrange DemonZooが主流のままです。デッキ内容もさして変化は見られませんが、盤面がミニオンで飽和する状況に有利に働くSea Giantが久方ぶりに人気を集めていました。
Handlockも同様に大きな変化は見られていませんが、ESL Legendary SeriesでWWLOSが披露した構築にはなんとも懐かしいカードコンボが仕込まれ視聴者を驚かせました。Leeroy JenkinsとFaceless Manipulatorです。Handlockの構築にEmperor Thaurissanを加えマナ低下の恩恵を享受するならば、やはりバーストダメージのコンボが最も有効に機能するでしょう。
そして今季の注目はMalygos Warlockです。4月シーズンから様々に試されたDragon種族とのシナジーが辿り着いた答えは、ゲーム序盤のミニオン展開を厚くしてMidrangeとしても戦うことが出来、かつControlの性質とゲーム終盤の強力なコンボダメージを備えたデッキです。
5月の傾向ではDragon種族との連携を期待してBlackwing Technicianが人気を集めていましたが、今季はImp Gang Bossへと差し替えるのが一般的でした。またアグレッシブなデッキへの不安を若干残しており、1枚のZombie Chowは抜けないままの様子です。
最後にもう一点。Malygosのスペルダメージが最大の特徴でもありますが、Soulfireは1枚差しがどのデッキにおいても定番となっています。
Zoolock (Midrange Demon)
[Season 15] Midrange Demonlock [Hearthpwn]
[S15] Top12 EU Argent Demonlock (Guide in progress) [Hearthpwn]
Just made legend rank 1 NA [reddit]
First time legend with midrange Zoo, 67% winrate [reddit]
[S15] Sigma's 0 Legendary Legend Zoo! [Hearthpwn]
Mastering the Midrange (Demon/Zoo) Warlock: Beginner Guide [Hearthstone Players]
Handlock
(StrifeCro) Demon Handlock - now with imp gang boss #1 [Youtube]
(StrifeCro) Handlock - Why choose this over the demon version? #1 [Youtube]
WWLOS Handlock Decklist [viciounshs]
TIY (Tech It Yourself) - Handlock! [Archon]
Malylock
FreiKuk is the first to get Legend on EU this season. [reddit]
EU Legend #1 (S15) Malygos Lock [Hearthpwn]
Malygos Warlock - What is this deck's win condition? #3 [Youtube]
Dragonlock: Through Hellfire and Flames [Liquid Hearth]
MalyLock - June 2015 [Metabomb]
Top 20 Legend with Malylock [reddit]
マリロックの記事をかけない話 [Luna Side Base]
▲Index
Summary
『Everyone, get out of here!』
もういいかげん出て行ってくれと悲鳴の声すらあがり始めました。酒場に乗り込んできたGrim Patronの集団は引き続き6月シーズンもトップの座に居座り続けています。Patron Warriorがここまで異常な評価を受けている問題について、プロプレイヤー達の意見に耳を傾けてみましょう。
[Archon] XixoはGrim Patronそのものを問題視しています。確かにGrim PatronとEmperor Thaurissanが実装されるまでCombo型のWarriorといえば、成功例は記憶に新しいところでも今年1月まで遡ることになります。
Grim Patron needs a nerf ASAP. [Twitter]
Guide to OTK Warrior: Neirea's Signature Combo Deck [Liquid Hearth]
MTG殿堂入りプレイヤーのBrian Kiblerは自身のサイト上でこの問題を扱い、記事の中ではBattle Rageのドロー能力が行き過ぎている点に着目し、nerfを行うポイントに挙げています。カードサイクルが肝になるデッキであり、ダメージを受ける状態とピッタリ噛み合う歯車であるのは確かに間違いありません。
On Patron Warrior and Nerfs: Everyone Get Out of Here! [BMK Gaming]
もちろん言うまでもないことですが、Warsong Commanderの付与するChargeアビリティとEmperor Thaurissanのマナコストを削減する能力のシナジーが最も問題視されています。ほんの1ターンで一般的なデッキが時間をかけてコツコツと積み上げるアドバンテージを一瞬で覆すことが可能であり、さらにかつてのMiracle Rogue同様にその行動を阻止することが非常に難しい性質のプレイです。
これら全ての要素が精巧な歯車仕掛けのように噛み合った結果、Hearthstoneの歴史の中でも例がほとんど無いほどに他のデッキを圧倒し続けています。現在のPatron Warriorに比肩する影響力のデッキを挙げるなら、nerf調整が行われる前の8ターン目9ターン目にPyroblastを2連続で放ち20点出していた頃のMageぐらいでしょう。
Solving the Patron Problem [TempoStorm]
Deck Check
4月シーズンに確立されたPatron Warriorのデッキにおいて最も興味を惹かれるところは、デッキのコアとなるカード以外に様々なオプションが存在するところにあります。必要とされる要素はまずカードドロー、アグレッシブなデッキへの対処としてTaunt、または除去カードです。テックチョイスの特徴が現れるのはLoot Hoarderの採用やArmorsmith/Cruel Taskmasterの枚数、Unstable GhoulやDread Corsairが5月シーズンの傾向でした。
6月に入るとShield Blockの一時的な採用が試みられ、シーズン終盤は[Team Liquid] Sjowがランク1位を達成したFiery War Axeの1枚落としに注目が集まっています。
一方のControl Warriorでは、5月に活躍したDragon種族シナジーの存在は早くも忘れ去られたようです。カード入れ替えの焦点となったのはBrawlの枚数とAoEの必要からBaron Geddonの採用、そして終盤のプッシュとしてRagnaros the Firelordを選ぶか更なるアドバンテージを広げるYseraを選択するかといった程度に留まっています。
Patron Combo Warrior
Legend Patron Warrior(full guide) [Hearthpwn]
Kolento plays combo warrior (#11) [Youtube]
Patron top 20 eu [Thornstaff] [Hearthpwn]
Trump - Patron Boot Camp - Part 1 (Warrior Constructed) [Youtube]
Trump - Patron Boot Camp - Part 2 (Warrior Constructed) [Youtube]
Trump - Patron Boot Camp - Part 3 (Warrior Constructed) [Youtube]
5 Lessons I Learned From Playing Patron Warrior [TempoStorm]
Rank 5 legend with patron warrior [reddit]
Patron warrior deck optional/tech cards [reddit]
Control Warrior
[S15 Deck Guide] Legendary Controwl Warrior! [Hearth2p]
Control Warrior - June 2015 [Metabomb]
Control Warrior Easy Legend (#69) [Hearthpwn]
Mastering the Control Warrior: Beginner Guide [Hearthstone Players]
未分類
Mech Warrior (s15 Legend) [Hearthpwn]
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