日本時間4月1日17時前後がリミット
➥ [昨シーズンのCard Back] Season end reminder : February 2015 [dojo]
➥ [カードバック一覧] Card Backs Gallery [Hearthpwn]
BRM Coming soon...
今月開催された海外のゲームイベントPax East 2015。まだ記憶に新しいところですが、この会場でHearthstoneの次期コンテンツとスマートフォン版のインターフェイスが公開されました。新年度に向かっていや増しに期待高まる発表をおさらいしておきましょう。
◆ 新Adventure 「Blackrock Mountain」
それぞれにユニークな能力を持つCPUと対戦する一人プレイモード、Solo Adventures modeの新規コンテンツとして「Blackrock Mountain(BRM)」が4月にリリースされます。
原作World of Warcraftでは目に痛いほど赤い灼熱の溶岩に囲われたダンジョンが印象的。HearthstoneからWoWの世界観に触れたプレイヤーにとっても、Ragnaros the FirelordやLeeroy Jenkinsなどお馴染みのカードと縁が深い場所ということで興味を惹かれるのではないでしょうか。
参照リンク
Card Sets > Blackrock Mountain [Battle.net]
BlackRock Mountain カード一覧 [Hearthstone Maniac]
Blackrock Mountain adventure正式発表 [dojo]
リリーススケジュールは昨年の「Curse of Naxxramas」同様に、Wingという単位で5週間に渡り分割して実装されていきます。コンテンツの購入はゲーム内Gold、及びリアルマネーによって行います。各Wingの購入価格は6.99$もしくは700Gold、リアルマネーでまとめて購入する場合は価格の割引が行われ、今週から始まった事前購入(pre-purchase)では特典として専用Cardbackも獲得できます。
ところで、昨年同じようにPax Eastで発表された「Curse of Naxxramas」の実装は7月22日の夏でしたが、今回は発表から1ヶ月後の4月リリースとなりますね。開発チームのリードデザイナー・Eric Dodds氏の言によれば、Solo Adventure modeは原作World of Warcraftの季節イベントにあたる位置付けにあるとのことです。
「Goblins vs Gnomes」のような拡張セットとは別にして、今後も折にふれて新たなアドベンチャーがゲームに追加されていくのでしょう。そして開発チームとしてはコンテンツリリースのスケジュールを考える上で、Blizzard公式の世界大会World Championshipが行われる11月を意識せざるを得ないものだと推測されます。
もしかしたらこの夏にでもBRMから立て続けに新アドベンチャーが登場し、新カードのリリースサイクルが昨年よりも早い年になるのかもしれません。
スマホ版もComing Soon
※ 画像クリックで拡大表示
Hearthstoneがスマートフォンデバイスでのゲームプレイをサポートすることは2013年11月のBlizzConにおいてすでに予告されていました。それから1年と半年。指折り数えて待ち焦がれたスマホ版は現在アルファテストの段階にあり、本当に、もう間もなく正式リリースとなるとのこと。
スマホ版でのゲームプレイは他のプラットフォームとUIが異なるだけで、機能的な差は見当たらないようです。他デバイスから接続するプレイヤー達との対戦はもちろんデッキの編集も可能とあれば、Hearthstoneはこれまで以上に身近な存在になっていくでしょう。
PCでゲームをしない人やタブレットを持っていない層からも新規プレイヤーが参入してくるであろうことを大いに期待しています。
ところで。インターフェイス公開の画像で使われている機種はiphone 6ですね。最小/推奨のシステム要件が非常に気がかりです。わたしもiphone持ちですが、4インチサイズの5sなので満足にゲームプレイが可能なのでしょうか?またAndroid版のリリースは同時期となるのか?来月にも更なる詳細の発表が欲しいところでしょう。
Play mode参加報酬 Card Back
獲得条件:シーズン終了時点までにRank20 [ Shieldbearer ]に到達
今月のPlay modeラダー、Season Februaryも間もなく終わりを迎えます。ラダー参加報酬の獲得期限は日本時間4月1日17時00分、獲得条件はランク20に到達するだけです。ランク20までは対戦に負けてもStarを失わないので、今月からHearthstoneを始めたという人も月末までの目標として挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみに前回シーズンのBonus Starsによってランク20以上から始まっている人も、最低1ゲームはラダーをプレイしないとCard backは獲得できないことに要注意。
➥ [Battle.net] Hearthstone® March 2015 Ranked Play Season – Raging Ragnaros! - Ending Soon!
Card back [ Ragnaros ]
Season12カードバックのモチーフはRagnaros the Firelord。Hearthstoneを始めた人の多くが最初に手に入れたいと思うLegendaryカードでしょう。
対象を選ばずただ破壊のみをもたらす凶暴性を象徴するかのようなカードアビリティによって、クローズドβ開始時よりこれまでシーンに数々のドラマを産み出してきました。不可測なその暴力を手懐けてこそ一流のHearthstoneプレイヤーであるとも一部で囁かれています。
The RNG mafia is real.
YOLO RAGプレイ(お願いRagnaros)は誰もが一度ならずやったことあるでしょう。気まぐれで凶悪で苛立たしく、時に腹を抱えて笑わせてくれるRagnaros the Firelord。しかし原作のWarcraft世界においてはAzerothに生きる者すべてにとって危機的な破壊を撒き散らす、自然災害に等しい最悪の存在です。
Adventure modeの次期コンテンツ「Blackrock Mountain」とも結び付きの深いRagnarosの過去を今回は調べてみました。
創世の時代
一万年の時を生きているMalfurion Stormrageの誕生よりもさらに遡り、Azerothの世界にいまだ大陸が形作られていなかった太古の時代のことです。
世界創造と秩序の維持を使命とし宇宙を旅する巨人達、金属の肌を持つTitansがこの小さな惑星Azerothを訪れます。おおよそ十万年以上かそれよりもはるか昔のこの時代、世界はAzeroth土着の神々(Old Gods)と配下の精霊達がはびこり混沌のるつぼにありました。
Titanは世界に命が栄える環境を創り出し秩序をもたらすため、そしてOld Godsと精霊たちは世界をあるがままの姿に侵略者達の手から守るため、人智を超えた神話時代の戦いが始まります。
Old Godsに仕える四大元素の精霊達はElemental Lordに率いられ、世界を破壊せんばかりに荒れ狂い宇宙からの来訪者と激突しました。それらは定命の存在を遥かに超越した存在ではありましたが、しかし比類なきTitanの軍勢の前に敗走を重ね、ついには世界の支配を明け渡すこととなりました。
しかし、Titan達をもってしてもOld Godsを滅ぼすことは適いませんでした。このいにしえの神々はAzerothに深く根付き寄生している存在であり、その完全なる消滅は世界を崩壊へと導くことが明白であったからです。
巨人達はこの古き土着の神々を滅ぼすかわりに大地の奥深くへと封印し、精霊達を物質世界から追放しました。そして、この世界に混沌をもたらしていた原因を取り除き自然が調和へと向かいつつあることを確認すると、本来の目的である天地創造にとりかかったのです。
足の裏で大地をならし手のひらで海を汲みあげる彼らは、より世界を住みよく形造るため自分達に似せた従者を作り出しました。石くれに命を吹きこまれたEarthen
Four Elemental Lords
Elemental Lord [WoWwiki]
一方で、Old Godsに仕えTitanと戦った四体の精霊王は自らの眷属とともに、それぞれ異なる領域の精霊界(Elemental Plane)へと放逐されていました。
天空の城からAl'Akir the Windlordが睥睨するThe Skywall、母なる大地を体現する慈愛に満ちたTherazane the Stonemotherの地下世界Deepholm、深く昏い水の深淵にNeptulon the Tidehunterが潜むAbyssal Maw、そしてすべてを灼き尽くす暴虐の炎Ragnaros the Firelordの領域The Firelands。
異なる元素の精霊達が共存できるはずもなかったのでしょう。隣り合う領域の境界は精霊同士の摩擦を生み、やがて精霊同士が異なる精霊界に干渉しせめぎあう戦争、Elemental Sunderingが始まります。戦いの火蓋を切ったのはまさしく炎のようにすべてを燃やし尽くすまで倦むことを知らないRagnaros the Firelordでした。
Al'Akir the Windlordの息子にあたる霊格のPrince Thunderaanに対して友好を装い、油断して隙を見せたところを捕まえ燃え盛る炎の鉄槌で打ち砕きました。そしてPrince Thunderaanの元素を自身に取り込み、二度と復活することのないよう副官であるGarrとBaron Geddonの二体にその欠片を与えたのです。
この精霊界における戦争はその後5000年にも渡り続いたと伝えられています。そして、RagnarosがAzerothの世界へ帰還するまでには更なる時間が必要でした。
(See also) Know Your Lore: Ragnaros [Engadget.com]
The Story of Ragnaros the Firelord - Part 1 of 2 [Lore]