You出ちゃいなよ
7月3日から始まったオンラインの国内ウィークリートーナメント、「JCG HSオープンクラス」も先週で7回目の開催となりました。プレゼント企画やゲスト戦、そして上位トーナメント「JCGマスターズ」開催により日本のHearthstoneシーンを盛り上げるため力を入れてますが、その中でプレイヤー達の協力を必要としているものがあります。
イベントを盛り上げるためプレイヤー達自身の参画が欠かせないもの、この記事ではオープンクラスのプレイヤー出演と参戦記の投稿について紹介していきます。
生放送プレイヤー出演
そもそもなぜJCGのオープンクラスでは、スタジオに毎回プレイヤーを招いて放送を行っているのかという話。
最も大きな理由はこのゲームにいまだ観戦モードが無いためですね。
第三者視点で試合の観戦が不可能である場合、対戦プレイヤー当事者のゲーム画面を配信映像に飛ばす手段はいくつか考えられます。しかし専用キャプチャソフトの導入や個々人のPC性能、回線、手間等などあまりにもプレイヤーに負担となりすぎるのです。
簡便な手段としてはSkypeからの画面共有になるでしょうか。しかし画質に劣りさらにニコ生となると視聴に耐えるレベルではありません。
苦肉の策としてプレイヤーの一人に秋葉原のスタジオまで足を運んでもらいプレイ映像を配信することになったのだと思われます。しかしこれが思わぬ賜物でしょうか。各人それぞれ異なる知見に基づきプレイングを考え、メタに対策を練っていることがありありと伝わる興味深い番組となりました。
配信がどのように行われているかまだ観たこと無いという方は下記のYoutube・Twitchアーカイブをご参照ください。ニコ生は1週間で視聴不可になっちゃのがホント困りもの。
あとTwitchアーカイブは英語配信しか残ってない日もありました。なんとも勿体無いのでYoutubeプレイリストにちゃんと追加してくれるよう要望は出しておきます。
配信アーカイブ
HSオープンクラス Youtube Playlist [Youtube]
Day 1
進行兼プレイヤー papulicoA 出演 matsujun
【20140703】HS オープンクラス2014 Day1 Part.1 [Youtube]
【20140703】HS オープンクラス2014 Day1 Part.2 [Youtube]
Day 2
進行 papulicoA 出演プレイヤー rizer
【20140710】HS オープンクラス2014 Day2 [Youtube]
Day 3
進行 papulicoA 出演プレイヤー nemuke
【20140717】HS オープンクラス2014 Day3 [Youtube]
Day 4
進行 papulicoA 出演プレイヤー n_o_a_666
【20140724】HS オープンクラス2014 Day4 [Youtube]
Day 5
進行 papulicoA 出演プレイヤー yusamane
【20140807】HS オープンクラス2014 Day5 Part.1 [Twitch]
【20140807】HS オープンクラス2014 Day5 Part.2 [Twitch]
Day 6
進行 papulicoA 出演プレイヤー yottiy4
【20140814】HS オープンクラス2014 Day6 [Twitch]
Day 7
進行 papulicoA 出演プレイヤー barusa
【20140821】HS オープンクラス2014 Day7 Part.1 [Twitch]
【20140821】HS オープンクラス2014 Day7 Part.2 [Twitch]
【20140821】HS オープンクラス2014 Day7 Part.3 [Twitch]
お馴染みのJCGディレクターmatsujun氏を皮切りに、M;TGのプロツアー経験者からWorld Cyber Games元日本代表、ピチピチの若さ溢れる20歳大学生となんとも個性豊かな方々がこれまでプレイヤーとして出演してきました。
配信を観ていて感じ入ってしまうのは、大勢の視聴者の前でも堂々と対戦し物怖じせず自分の言葉でゲームを語っている彼らの姿です。これはなかなかどうして勇気が要るものです。
JCGのプレイヤー出演に興味はあるけれど、試合に負けてしまったら嫌だなぁ、という思いで二の足を踏んでる方もおられるかもしれません。
まぁでも考えてもみてください。Hearthstoneはよく言われているようにRNGに左右されるシチュエーションの多いゲームです。
”実力”というのは数多くの試行を繰り返せば数字として歴然として表れてくるものですが、大会のような局所的な捉え方をするとプレイングとメタ戦略だけではどうともしようのない偶然の配分に為す術なく敗北するのはまま有ることです。
このゲームに常勝などというものはあり得ないことは言わずもがなだと思います。
プロとして活動しているプレイヤー達ですら結果を出すというのは本当に難しいものです。いわんや我々一般ピーポーが人前で見せる試合に勝てねば恥ずかしいなどと気負う必要なんてどこにもありゃしないでしょう。
ちなみに今のところオープンクラスの出演については、笑っていいとも方式のフレンド繋がりでプレイヤーが出演していますがいずれ無理が出てくるかなと思います。
東京近郊にお住まいで木曜日の夜に秋葉原まで足を運べる時間のある方は、興味がありましたら名乗りを挙げてみては如何でしょうか。
➥ JCG 問い合わせフォーム [JCG]
➥ staff@j-cg.com [mail address]
参戦記募集
JCGオープンクラスではスタジオ出演に加えて参戦記も募集しています。イベントへ参加した自分の経験に基づくレポートのようなものですね。要件は3点のみ。
➥ JCGオープンクラス参戦記募集! [JCG HS]
・オープンクラスに関するレポートであること
・Hearthstoneやオープンクラスの魅力、自分とのつながり、お互いの関係などを伝える事
・他人を誹謗中傷したり、読む人の気分を害する事が無い事
投稿された記事はJCGスタッフの審査により景品も用意されているとのこと。またJCGサイト内に掲載されるようです。もしかしたらHearthstone Japanのコミュニティサイト内のイベントカバレージかもしれませんが。
➥ イベントカバレージ リスト [Japan community]
ちょっと脱線。Hearthstone Japanコミュニティサイト上で初めてこの語を見かけた時は頭がハテナマークでした。
報道において人物へのインタビューではない取材のことをcoverageという単語を組み合わせて汎用されているのは目にしますが、TCG(主にM;TG)の世界ではイベントの記録的な取材記事全般を慣例的にカバレージ、またはカバレッジというのだそうです。
M;TG日本公式のイベントカバレージに目を通すとなるほど、イベントの概要と対戦結果に留まらず注目の対戦をピックアップしゲーム展開を詳細に記す観戦記録や、デッキリストを掲載する記事もあったりで読み応えのあるものです。
参加者は勿論そうでない人もイベントの雰囲気を感じられる記事となっていますね。
オープンクラス参加者のイベント体験記により興味を持つプレイヤーが増えていくことを切に期待しています。