Summary
- Blizzard Voice Chat(ブリザードボイスチャット)の実装
- ランク戦で連勝した際のバグとラダーシステム改変の可能性
- 次期拡張版のウワサ
Blizzard Voice Chat(ブリザードボイスチャット)の実装
Battle.net Desk Top APPが先日アップデートされ、Blizzard Voice Chat(ブリザードボイスチャット)の機能が実装されました。この機能はゲーム単位ではなくデスクトップアプリ上で稼働し、Battle.net上でフレンドになっているプレイヤーとテキスト及び音声でのチャットが可能となります。
チャンネルの作成
まずチャットを行うためのチャンネルを作成。フレンドリスト上部のチャンネル作成ボタンと、任意のプレイヤーの名前を右クリックして作成することができます。
チャットチャンネルウィンドウの機能
チャットチャンネルウィンドウの右上に3つのアイコンが並んでいます。左からボイスチャットの設定、チャンネルへのフレンドの追加、右のヘッドセットのアイコンはボイスチャットのオンオフを切り替え。チャンネルへ招待したいプレイヤーはドラッグ&ドロップで追加していくことができます。
チャットチャンネルウィンドウ上では音声やマイクを個別にオンオフ切り替えが可能。ウィンドウサイズも可変ですし、テキストチャットも備えているので一時的に使用するSkypeのような感覚でフレンドとチャットが利用できます。テキストでURLを貼り付けるとハイパーリンク化したり、文字を修飾する機能も若干ながら備わっています。
Battle.net App Patch 1.5.1 Build 8098
改善内容
チャンネル
- ボイスやテキストで友達とチャットするチャンネルを作ることができるようになりました。
- チャンネルの利用を始めるには「チャンネルを作成」ボタンを使うか、友達リストの友達の名前で右クリックします。
- チャンネルの全メンバーに友達を追加したり削除したりする権限があります。
- 友達リストのプレイヤーをドラッグしてチャンネルに追加するのが手早く、簡単です。
ボイスチャット
- ブリザードボイスの高音質音声と優れた安定性を、既にご利用いただいているデスクトップアプリでお楽しみいただけます!
- 多彩なオーディオ設定で、ボイスチャットのカスタマイズができます。
- チャットチャンネルにコントロール項目が追加されたことにより、参加プレイヤーを個別にミュートしたり、音量を変更したりすることが可能になりました。
チャット
- URLをクリック可能なハイパーリンクとして送受信できます!
- チャットないで太字、斜字、打ち消し線が利用できるようになりました。使用方法は以下の通りです。
- 太字=**または__を単語の前後に追加すると太字になります。
- 斜字=_を単語の前後に追加すると斜字になります。
打ち消し線=~~を単語の前後に追加すると単語に打ち消し線を追加できます。
サウンドと通知
- アプリのサウンドと通知設定を改善しました。
- そのため、全てのサウンドと通知設定がデフォルト設定にリセットされ、一部の機能がデフォルトのONに戻されました。
全般
- 友達リスト左上のアイコンは、自分のゲーム内ステータスを友達が見ているのと同じように表示するようになりました。
ランク戦で連勝した際のバグとラダーシステム改変の可能性
先日のPatch6.2.0アップデートの際に、ランク戦で連勝した時のWin Streakボーナスが通常の3連勝からではなく2連勝から適用されるバグが発生していたそうです。このバグは翌日の22日にHotfixで修正されました。
Resolved an issue with the occurrence of win streaks in Ranked Play [Twitter]
Ben Brode氏のコメント
今回の連勝ボーナスバグに関連し、開発チームのリードデザイナーBen Brode氏がredditへ幾つかコメントを残しています。このコメントでは、今回の予期しないバグが引き起こしたコミュニティの反応を見て、ラダーシステムを改める必要性を開発チームが認識していることを明示しています。
コメントによると、ランク上に分布するプレイヤーの割合に対してプレイヤー自身の実感が伴わないこと、そしてラダーのストレス軽減について現在開発チームの中で議論を重ねられているようです。
そしてランクの段数・ランクごとのスターの数・シーズン開始時のボーナススターを再分析し、レジェンドに到達することの意義を残しつつ、毎月のラダーにプレイヤー達が疲弊することのない適正な配分を行うシミュレーションを開発中とのこと。
Ben Brode confirms the 2 game win streak is not intentional [reddit]
次期拡張版のウワサ
今年のBlizzCon開催まで二週間を切り、そこで発表されるであろう次期コンテンツへの期待が高まっています。発表の日時等については別記事にて解説しているのでご参照下さい。
BlizzCon2016のスケジュール公開、日本時間11月5日(土曜) 4時30分よりハースストーン次期コンテンツの発表か [dojo]
さて、肝心のそのコンテンツの内容については今のところBlizzardからヒントは出されていません。過去の実績をあたると、2014年の「Goblins vs Gnomes」発表より一週間前にコミュニティへ下図のようなヒントを含んだポストカードが送り届けられました。
Making Plans for BlizzCon - I Hope you Like my Invention! [Hearthpwn]
なお2015年の「The League of Explorers」では、日本ハースストーン公式がGamesparkを通じて情報リークしてしまったこと以外にヒントは出されていません。このため今回の発表に際して公式からヒントが示されるかは不確定です。
こうした中で二週間後を待ちきれないプレイヤー達が話題にしているのは、次期エクスパンション(拡張版)のテーマが「The Titans」になるのではないか、というものです。
創世の巨人
TitanとはWarcraft世界において単なる巨人を意味するものではありません。Warcraftの舞台となるAzeroth(アゼロス)の大地と、そこに住む生物達を創り出した創世の神々です。
太古のAzerothはOld Gods(旧神)とその配下である精霊達が支配しており、生物が生きるには適さない環境でした。この未開の惑星Azerothに、宇宙の彼方から巨人達の一団Pantheonが飛来します。彼らは生命が育つ大地を作るためにOld Godsと戦いました。配下のElemental Lord(ラグナロスとか)ともども封印させることに成功すると、大地をすくいあげ大陸を成し、「永遠の星明かりの地」という意味が込められたKalimdor(カリムドー)と名付けたのです。
今年の4月にはOld Gods(旧神)の拡張版が実装されており、関連性の深いThe Titansが次期拡張版のテーマとなるのは有り得る話かもしれません。そしてこの話題の発端は、「thetitans.com」のドメインが登録されていることを発見したredditの投稿です。
thetitans.com = 「The Titans」?
今年8月に実装された「ワン・ナイト・イン・カラザン」が発表される前のこと、お馴染みのDisguised Toast氏が「karazhan.com」というドメインの登録を発見しました。このドメインを登録しているのはGoDaddyというアメリカのドメインレジストラとして著名な企業でありBlizzard自身ではありません。ただし、前回の拡張版「oldgods.com」と同じ日に更新されていたことがDisguised Toast氏の目に留まり、彼の動画によって大きな反響を呼ぶこととなりました。
そして今回発見されたのは、「thetitans.com」というドメインの登録です。今回もまた同じく、「karazhan.com」と同じ日にアップデートされています。World of Warcraftという共通点を持つドメインが全く同じ日に更新されているのは、いささか関連性を匂わすものではないでしょうか。
The Titans : The next Hearthstone expansion ? [reddit]