【MSoG】仁義なきガジェッツァン特集Part.5 - カードプレビュー第四巻


この記事では12月初旬にリリース予定の新エクスパンション、「仁義なきガジェッツァン(Mean Streets of Gadgetzan)」のカード事前プレビューを行っていきます。カード評価の視点は構築戦のスタンダードフォーマットが基準になっており、ワイルドやアリーナは特に考慮していません。

※ 重点事項
今回のエクスパンションは年内に発売されるため、スタンダードイヤーは現在のクラーケン年から移りません。新しい年(2017年)の最初の拡張版が実装される時に次回のスタンダードイヤーが始まり、3つのカードセット(BRM/TGT/LOE)がスタンダードから脱落します。



【MSoG】仁義なきガジェッツァン特集リンク
ハースストーン次期エクスパンション「仁義なきガジェッツァン(Mean Streets of Gadgetzan)」
【MSoG】仁義なきガジェッツァン特集Part.1
【MSoG】仁義なきガジェッツァン特集Part.2 - カードプレビュー第一巻
【MSoG】仁義なきガジェッツァン特集Part.3 - カードプレビュー第二巻
【MSoG】仁義なきガジェッツァン特集Part.4 - カードプレビュー第三巻



Index

[ページ内リンク]

▼《カバールの下っ端 / Kabal Lackey》

▼《変身ポーション / Potion of Polymorph》

▼《火山ポーション / Volcanic Potion》

▼《カバールのクリスタルの運び屋 / Kabal Crystal Runner》

▼《彫師ソリア / Inkmaster Solia》

▼《 / Mana Geode》

▼《 / Raza the Chained》

▼《ブラッドフューリー・ポーション / Bloodfury Potion》

▼《シーデビル・スティンガー / Sea Evil Stinger》

▼《フェルファイア・ポーション / Felfire Potion》

▼《 / Abyssal Enforcer》

▼《カバールの薬剤師 / Kabal Chemist》

▼《裏町のレプラノーム / Backstreet Leper》

▼《有毒下水ウーズ / Toxic Sewer Ooze》

▼《タナリスのホグチョッパー / Tanaris Hogchopper》

▼《爆弾部隊 / Bomb Squad》

▼《強盗ログ / Burgly Bully》

▼《トゲ付きのホグライダー / Spiked Hogrider》

▼《ピチピチレザーのホグリーダー / Leatherclad Hogleader》



▲Index

《カバールの下っ端 / Kabal Lackey》

使用クラス: メイジ
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

ミニオンをプレイしたそのターン限定でひとつの秘策/Secret使用コストを免除する能力は《キリン・トアのメイジ / Kirin Tor Mage》と同じものです。異なる点はマナコストとスタッツ。この違いに何を見出すべきでしょうか。

仮にこのミニオンを1ターン目にプレイすると仮定して、《鏡の住民 / Mirror Entity》を1ターン目に貼っておけるならば素晴らしいテンポの先行ですが、カードバリューと手札リソースの問題から適切なのかはやや怪しいところです。一方でFreeze Mageの《アイスブロック / Ice Block》はヘルス値が0になるまでの間に使用されていれば良いものです。多くのプレイヤーが指摘している通り、是が非でも早いターンに貼っておきたい秘策/Secretというのは今ところ存在しません。

ミニオン本体のスタッツは1マナミニオンとして上々であり、秘策/Secretを設置しつつ《メディヴの従者 / Medivh's Valet》へ繋ぐという展開はたしかに序盤の優位を確保しやすくなります。そうした秘策/Secretを活用するTempo Mageのデッキに則したカードなのでしょうか。数カ月後に訪れる(はず)のスタンダードイヤー更新では《フレイムウェイカー / Flamewaker》《魔力の炸裂 / Arcane Blast》などがカードプールから脱落します。その穴を埋めるための材料として、Tempo Mageは再び秘策/Secretをデッキに取り入れる可能性は高いでしょう。

また見方を変えれば、このカードは《ブラッドメイジ・サルノス / Bloodmage Thalnos》のようにマナカーブに沿ってドロップするミニオンではないのかもしれません。このカードはいつどのタイミングで使用しても秘策/Secretスペルの使用コストを0にします。例えば、10ターン目に攻撃的な《アレクストラーザ / Alexstrasza》の使用と《アイスブロック / Ice Block》の併用が可能ということであり、秘策/Secretスペル専用の《練気 / Innervate》として扱うこともできるはずです。




▲Index

《変身ポーション / Potion of Polymorph》

使用クラス: メイジ
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

ポーション系のカードで秘策/Secretは(今のところ)この1種類だけなので、PriestやWarlockが《カバールの薬剤師 / Kabal Chemist》から取り出した秘策/Secretを使用したらこのカードであるとバレバレです。さて、このカードは相手が召喚したミニオンを《ヒツジ / Sheep》に変えてしまうという新たな秘策/Secretです。相手がプレイしたのと同じミニオンを自身のフィールドに召喚する《鏡の住民 / Mirror Entity》と発動条件は同じであり、それぞれの利点は異なります。

《鏡の住民 / Mirror Entity》は相手が召喚コストを支払ったミニオンを相手のターン中にボードへ置きます。これは相手のプレイに依存するものの、《鏡の住民 / Mirror Entity》の使用コスト3マナ以上の価値あるミニオンを場に置くことが可能であり、さらに相手よりも1ターン速くそのミニオンは行動可能となるものです。このテンポアドバンテージが厄介であるためMageの秘策/Secretでは最も警戒されるスペルであるのは周知の通りです。

これに対して新カードは同じミニオンをMage側に与えないためミニオンによるテンポアドバンテージは得られません。もし相手のミニオンが4マナ以上であればマナ消費分のテンポアドバンテージへ繋がりますが、《鏡の住民 / Mirror Entity》を警戒する対戦相手はまずその危険を排除するために価値の低いミニオンをプレイするのが一般的です。

もし相手が価値のあるカードを召喚した場合は《ヒツジ / Sheep》に変化させることで《動物変身 / Polymorph》同様の除去として働きます。しかし前述の理由でそうした都合良い相手のプレイを望むことは難しいでしょう。このカードは相対的なテンポとして相手を遅らせる点は評価できますが、《鏡の住民 / Mirror Entity》には多くの面で劣ります。

さらに、この秘策/Secretの性質は相手ミニオンの雄叫び/Battlecry発動を阻止することが出来ません。基本事項ですがミニオン召喚の処理順序は①ボードへのミニオン設置②雄叫び/Battlecry発動となるので、既にボード上に置かれている《イリダン・ストームレイジ / Illidan Stormrage》などのアビリティは、召喚されようとしているミニオンの雄叫び/Battlecryが解決されるよりも先に①の段階で起動します。

しかし《狙撃 / Snipe》《聖なる試練 / Sacred Trial》などの秘策/Secretに関しては、「相手がミニオンカードを使用した後」という文言通りにミニオンが召喚された後のフェーズ(After Play Phase)で起動されます。よって、②の召喚されたミニオンが持つ雄叫び/Battlecryが解決された後に順番となるのです。そのためこのカードは《クトゥーン / C'Thun》など強力な雄叫び/Battlecryを持つミニオンを完全に無効化することはできません。

様々な面においてあまり有用な印象は受けませんが、《鏡の住民 / Mirror Entity》よりも確実に優れているのは、先にも書いたように自分と相手の相対的なテンポで見た場合に、相手のミニオンプレイを無為に終わらせる点で価値を見出すことができます。これが当てはまるのは《ソーリサン皇帝 / Emperor Thaurissan》《炎の王ラグナロス / Ragnaros the Firelord》などターン終了時にアビリティを発動するミニオンです。他にも危険な断末魔/Deathrattleアビリティを持つミニオンを封じることが出来た場合も有効であり、グライミーグーンズのカード達が得意とするハンドbuff能力、特にターン終了時発動や断末魔/Deathrattleに対するカウンターカードとして評価するのが適切かもしれません。ちょっと苦しいですが。




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《火山ポーション / Volcanic Potion》

使用クラス: メイジ
カードタイプ: 呪文
注釈: 

◆ カード分析

AoEダメージの効果範囲はボード上の全てのミニオンに及ぶため、既存のTempo Mageには相性の良い性質ではありません。悪魔/Demonシナジーの無い《悪魔の憤怒 / Demonwrath》という性能です。

スタンダードから脱落したGvGのカードセットには、Control型Mageのデッキで愛用された《爆発ヒツジ / Explosive Sheep》というカードが存在しました。この新カードはヒーローパワーでの起動が必要なく、3マナで同じ効果を発動させます。ヒツジと比較して《メディヴの残響 / Echo of Medivh》との組み合わせで見られた発展性は乏しいものの、このカードはControl Mageが必要としていたものです。

惜しむらくは現在猛威を奮っているShamanの主要ミニオンを葬るには火力が足りないことです。マナコストの安さを利用して《フレイムウェイカー / Flamewaker》呪文ダメージ/Spell Damageアビリティのミニオンと併用することも可能ですが、自身のミニオンも同時に失われるデメリットも存在します。

さてこのカードはどんなデッキに適しているでしょうか。Freeze Mageは当然デメリットを気にせず使用できるものの、《爆発ヒツジ / Explosive Sheep》が使われた例はほとんどなかったように記憶しています。現在スタンダードとなっているカードサイクルとバーストダメージに特化した構築では枠の確保も難しく、呪文ダメージ/Spell Damageの恩恵もほぼ期待できないでしょう。

過去の例から予想するならばGrinder Mage、またはConcede Mageと呼ばれるControl型のデッキ、もしくはReno Mageにおいて使用されると考えられます。問題はといえば、そうしたデッキを構築を目指す理由が今のところは乏しいことでしょうか。その点については《彫師ソリア / Inkmaster Solia》を始めとする他の新カードに依存することになります。




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《カバールのクリスタルの運び屋 / Kabal Crystal Runner》

使用クラス: メイジ
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

秘策/Secretを使用するたびに召喚コストが2マナずつ減衰されるため、3ターン目に1枚秘策/Secretを設置すれば次のターンにプレイできます。新カードの《カバールの下っ端 / Kabal Lackey》を利用すれば最速2ターン目の召喚もありえなくはありません。Shamanの《地底よりのもの / Thing from Below》と比較すると、まず秘策/Secretを使用するデッキでなければ意味が無く、条件の達成もカードドローに依存します。もちろん、挑発/Tauntを持っていないことも大きな違いです。

《地底よりのもの / Thing from Below》の汎用性には大きく水を開けられていますが、それでもなおこのアビリティは強力です。召喚コストを踏み倒せるミニオンはその達成条件を遂行することそのものにテンポとしてのプラスアルファの価値を加えることになり、Mageが秘策/Secretを使用することの価値そのものを増加させます。

このカードの性質はやはりTempo Mageに適したものですが、《マッドサイエンティスト / Mad Scientist》がスタンダード落ちして以降は秘策/Secretが使用されていません。今現在のカードプールではこのカードを利用する枠の確保は難しいでしょう。《フレイムウェイカー / Flamewaker》が次回のスタンダード更新で脱落する時に再び、Tempo Mageが秘策/Secretとの親和性を取り戻すのかもしれません。さもなければ、Aggro Freeze MageやReno Mageで使われる程度でしょうか。




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《彫師ソリア / Inkmaster Solia》

使用クラス: メイジ
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

クラス専用のレジェンドミニオンにRenoデッキ(ハイランダーデッキ)専用のカードが用意されるとは驚きました。Tempo MageかFreeze Mageのどちらかへと二極化したデッキ構築の傾向に刺激を与え、デッキバリエーションを増やすためのわかりやすいテコ入れであると察せられます。

このカードの性質は非常に明快です。Renoデッキであればタダで召喚できる5/5ミニオンと考えて差し支えありません。7マナでこのミニオンを召喚した後に使用するスペルのコストを踏み倒すという能力は、5/5のミニオンを設置しながら様々な状況への対処することを可能とするでしょう。基本的には《フレイムストライク / Flamestrike》《炎の大地のポータル / Firelands Portal》のような高いコストのスペルを5/5の本体を置きながら使用し、ボードコントロールとミニオン召喚によるスイングターンを実現することによるテンポアドバンテージを期待できます。

また、Renoデッキであれば当然のことながら《カザカス / Kazakus》が生成するポーションとの組み合わせが想定されますし、10マナのカードを無料で、しかも10マナを使えるようになるターン数以前にキャストできるメリットは計り知れないものです。

同じような能力としてはWarlockクラスに《チョ=ガル / Cho'gall》というミニオンが存在しますが、旧神エクスパンションで追加されたこのカードは競技的なデッキでついぞ使われることはありませんでした。このミニオンの失敗の原因は大きなデメリットが存在すること、そしてWarlockクラスのAoEと併用すればミニオン自身も被害を受けるためテンポスイングとして心許ないことにあります。

《彫師ソリア / Inkmaster Solia》はアビリティ発動の制約を除けばデメリットは無く、そして何よりクラスの性格が大きく異なります。《パイロブラスト / Pyroblast》のような強大なダメージスペルや《フレイムストライク / Flamestrike》のような一方的なAoEをはじめとして、ハイコストでまともなスペルを数多く持つMageならばこのアビリティを上手く生かせるはずです。あとはReno Mageにとって戦いやすい環境へと移行していくことを期待するばかりです。




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《 / Mana Geode》

使用クラス: プリースト
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

Priest待望(?)の2ドロップが登場しました。アビリティは回復効果を受けるたびに2/2のTokenを生成するものであり、生存し続けるほどに価値を生み出し続けます。2マナミニオンのスタッツとしては悪い数値ではなく、さらにbuffが与えられることで有利なトレードを繰り返し膨大なアドバンテージを築く可能性もあるでしょう。果たしてこのミニオンはPriestプレイヤー達の期待に応えてくれるのでしょうか。現段階の印象では《シャドウボクサー / Shadowboxer》を思い出させるやや不安なカードデザインであり、正直なところ環境の変化とメタ次第としか言えません。

このカードの利点と欠点を比較してみましょう。まずこの《 / Mana Geode》はどんなデッキであっても使用される可能性があります。とりわけ、Dragon Priest以外にも2マナから盤面をとる可能性を拓くことは大きな将来性を持ちます。そして他のPriest専用カードと至極相性が良いことも利点に挙げられます。定番の《真言・盾 / Power Word: Shield》、新カードの《カバールのカギ爪のプリースト / Kabal Talonpriest》によるbuff効果によって生存力を高め、相手ミニオンへのアタックと回復によってボード上にTokenを量産できます。もちろん《回復の輪 / Circle of Healing》と組み合わせる新たな候補にもなるでしょう。何よりも優れているのは、このミニオンをPriestが2ドロップとして使用することはPriestに待ち望まれていた”プロアクティブ”な行動です。これに対処しなければ延々とTokenを量産できるぞ、という相手への脅しであり、プレッシャーを与える数少ないプレイとなります。

無限にバリューを生み出すことも可能な性質を持つこのカードですが、《ぐったりガブ呑み亭の常連 / Grim Patron》などと比較してやはりアビリティの発動条件が一手間かかります。そこで浮かぶ疑問点は、たとえば2ターン目にこのミニオンをドロップして生き残ったとして、次のターンにヒーローパワーで回復しTokenを生み出す行動は何を目指しているものでしょうか?《 / Mana Geode》を回復して生存させつつTokenを生み出すことは、このカード1枚のバリューの維持と増加です。しかし、3ターン目に2マナしか使わない行動であり、テンポのスノーボールとしては効果的ではありません。他のクラスのミニオンドロップによるテンポと競り合うには心許なく、あくまでこのカードはカードリソースの消費を抑えつつボードを戦う手段に過ぎないようにも見えます。

ヒーローパワーにマナを使用する前提の時点で、このカードはアグレッシブなデッキには不向きなものです。適しているのはボード上のミニオンで相手と相殺しつつバリューを重ねるという受けに回るようなMidrange、またはControlデッキになるのではないでしょうか。ともあれ、《カバールのカギ爪のプリースト / Kabal Talonpriest》など他の新カードと組み合わせて、Priestクラスに新たな境地を切り開く可能性を秘めているようには期待できます。




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《 / Raza the Chained》

使用クラス: プリースト
カードタイプ: ミニオン
注釈: ヒーローパワー無料化の効果は永続

◆ カード分析

とんでもないカードをサンキューベンブロード。Priestの人気を何とかして取り戻そうという”覚悟”が伝わってきます。このカードを公開したAmazがBlizzardに確認したところ、ヒーローパワーのマナコスト無料化の効果は《ジャスティサー・トゥルーハート / Justicar Trueheart》等と同様に、ゲームが終了するまで持続します。

このカードがもたらす恩恵は信じがたいほど大きなものです。《ジャスティサー・トゥルーハート / Justicar Trueheart》を使用するなら毎ターン無料で4回復となり、これはもはやAggroデッキにとって絶望的な状況となるでしょう。もちろん回復対象はミニオンも選べるので、Priest側が展開するミニオンの有利なトレードを実現することもできます。または《影なる姿 / Shadowform》でヒーローパワーを切り替えれば恐ろしく便利な攻撃手段になるでしょう。

当然ヒーローパワーを無料で毎ターン使えることは激励/Inspireミニオンとのシナジーにも優れています。本来ならミニオン召喚と同時にヒーローパワーを使用できないコストのミニオンであっても、マナカーブに沿ってプレイすることが可能です。たとえば7ターン目の《告解師ペイルトレス / Confessor Paletress》がこれにあたります。

このように様々な利便性が考えられるヒーローパワーの無料化は、下手をすればゲームバランスを破壊しかねないものです。アンドゥインはそこまでテコ入れしなきゃどうにもならん野郎だという話かもしれませんが、確かにPriestというクラスにはまだまだ課題は残されています。その中でも最も切実なのは、PriestでのReno型デッキは他のクラス(Warlock・Mage)と比較して、カードドローに欠けていることです。Brian Kiblerなど著名プレイヤーも試しているここ最近のShadowform Renoを見る限り、このデッキは十分に競争力を持つ可能性があるでしょう。ただし、Tier2以上の評価をユーザー達から獲得するには、強力なカードドローが欠けているのです。

欠けているものを補いReno Priestが次の環境で活躍できるかは定かではありませんが、想像力を刺激してくれるこのカードはReno Priestがプレイするモチベーションをユーザー達に与えてくれるはずです。




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《ブラッドフューリー・ポーション / Bloodfury Potion》

使用クラス: ウォーロック
カードタイプ: 呪文
注釈: 

◆ カード分析

Warlock専用カードの《悪魔の火 / Demonfire》に近い性質の新カードです。こちらはコストが1高く、ターゲットミニオンへのダイレクトダメージを与えることはできません。その代わり、全てのミニオンにアタック+3の恒久的なbuffを与えます。もちろん、その対象が悪魔/Demonであったならアタック+3/ヘルス+3という十分な性能を持ったbuffスペルとなります。

このカードと相性が良いのはボードをミニオンで占拠するアグレッシブなデッキか、悪魔/Demon種族を多数採用するMidrangeとなるでしょう。Midrange Demon Warlockという構築は成功した試しが無く、《ヴォイドコーラー / Voidcaller》《マルガニス / Mal'Ganis》の存在しない今現在にDemon Handlockが復活するとも考えられません。

ならばやはりZoo Warlockという話になります。《炎のインプ / Flame Imp》《ヴォイドウォーカー / Voidwalker》《インプ・ギャングのボス / Imp Gang Boss》《ドゥームガード / Doomguard》と平均して8体以上の悪魔/Demonミニオンを採用するZooならば、理想的なbuffを行うタイミングを探すことはさほど難しくないはずです。そして、ミニオンプレイよりもこのbuffスペルを使用することの利点を感じられるならば、Zooのデッキで検討される1枚になるかもしれません。悪魔/Demonミニオンを持たないMageやPriestにおいては、《カバールの薬剤師 / Kabal Chemist》から獲得するポーション系のカードの中でハズレ扱いとなりそうです。




▲Index

《シーデビル・スティンガー / Sea Evil Stinger》

使用クラス: ウォーロック
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

まさかの種族がクラス専用カードとして登場しました。クラス専用のマーロック/Murlocミニオンが与えられているのは、他にはShaman・Paladinクラスのみです。

そう。たしかに、かつてマーロック/Murloc種族を最も使いこなしていたクラスはWarlockでした。そのデッキはAnyfin Murloc Paladinなど比較にならないほどにメタゲームへ影響を与え、プレイヤー達に支持されていました。カードドローのヒーローパワーは低コストなマーロック/Murlocミニオン達を次々と戦場へ送り出すのに最適であり、場に展開したミニオンを多彩なbuff効果で手の付けようがないほどパンプアップさせるそのAggroデッキは、Warlock Zooと双璧を成すほどメジャーだったのです。にわかに信じがたいかもしれませんが、プロプレイヤー達がトーナメントで使用するような一線級のデッキでした。ただし、もう二年も昔の話です。

いま再びMurloc Zooをやらせようというのか開発チームの意図を測りかねますが、ひとまずカードの特性を確認していきましょう。4マナで4/2のスタッツはトレードに不安を抱えています。1:1のミニオントレードは望めるかもしれませんが、ヘルス2という数値はAoEに巻き込まれて死ぬ数値です。その代わりとしてアビリティは優れており、マーロック/Murlocミニオンの召喚を一回分コストを踏み倒すという強力なものです。ノーコストでミニオンを召喚できるテンポの獲得が最大の特徴であり、言うまでもなくWarlockの得意とする戦法と相性が良いものでしょう。かつてのMurloc Warlockにぴったりの性能です。

もし手札に恵まれれば1枚目の《シーデビル・スティンガー / Sea Evil Stinger》召喚後に次の《シーデビル・スティンガー / Sea Evil Stinger》を召喚、そしてbuff効果を持つ《コールドライトの予言者 / Coldlight Seer》《マーロックの戦隊長 / Murloc Warleader》を召喚することにより一気に強大な盤面を築くことも可能です。しかし、そうしたボードをマーロック/Murlocで埋め尽くそうとするデッキがメタゲームに戻ってくることはありうるのでしょうか。AoEまみれな新環境に適応できるとは考えにくいものの、もしそれが適うのなら、《シーデビル・スティンガー / Sea Evil Stinger》はMurloc Warlockの外せない存在になりそうです。




▲Index

《フェルファイア・ポーション / Felfire Potion》

使用クラス: ウォーロック
カードタイプ: 呪文
注釈: 

◆ カード分析

非常に強力なAoEであり、《地獄の炎 / Hellfire》の強化版といった印象そのままの性能です。味方ミニオンもその範囲に含まれるためControl型やRenolockで使用することになりますが、このカードの採用は難しい判断となるかもしれません。

ヘルス5以下のミニオンを一掃するこのAoEは間違いなく効果的です。素晴らしいの一言。なぜならスタンダードフォーマット全ミニオンの約8割はこの範囲に含まれており、Midrangeデッキへの強烈なカウンターとして機能するからです。ただしこのカードはヒーローにもダメージを与えます。状況によっては相手ヒーローの体力を削りきるダメージ源となるので一概にデメリットとは言い難いものですが、Warlockがゲーム後半に自ら5ダメージを被ることはヒーローのヘルス管理に支障をきたす可能性があります。もちろん、次のターンに《レノ・ジャクソン / Reno Jackson》をプレイできれば理想的な展開です。しかし、デッキに1枚しかないカードが常に手札にあるわけもありません。将来的な視点も含めれば、《レノ・ジャクソン / Reno Jackson》はそう遠くない時期にスタンダードで使用不可能になります。

さらに《悪魔の憤怒 / Demonwrath》《地獄の炎 / Hellfire》《影の炎 / Shadowflame》《捻じれし冥界 / Twisting Nether》《破滅!(笑) / DOOM!》など既に潤沢なAoEをこれ以上必要とするのかという問題もあります。そしてそれ以上に、Renolockは体力の回復手段を必要としています。そこで新カードの《超うざい調剤師 / Mistress of Mixtures》はRenolockにとって大きな助けとなるでしょう。あとは環境次第ですが、ヘルス管理の問題をクリアできるのならばこの《フェルファイア・ポーション / Felfire Potion》はRenolockの重要なツールになるかもしれません。




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《 / Abyssal Enforcer》

使用クラス: ウォーロック
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

7マナで6/6のボディを置きながら《地獄の炎 / Hellfire》を放つというカードですから非常に高いバリューとテンポスイングを実現します。このカードを公開したKrippが指摘している通り、このカードのAoEが3ダメージであることは秀逸です。2ダメージと3ダメージはたった1の違いですが雲泥万里の差があり、Warlockにとっては《バロン・ゲドン / Baron Geddon》よりも優秀に機能するカードとなるでしょう。

雑に強いというかサンキューベンブロードというか、《地獄の炎 / Hellfire》を放った後に追加3マナで6/6の悪魔/Demonを1体置ける効果が1枚のカードにセットされていますから、非常に優秀なカードなのは疑いようもありません。現環境のMidrange Shamanが相手のミニオンを《ライトニングストーム / Lightning Storm》で一掃しつつ、マナコスト低下の《地底よりのもの / Thing from Below》を召喚してボードをひっくり返すのと同じことを1枚のカードで実現してくれます。あとの問題はこのカードを使用するデッキとなるControlデッキやReno型構築がどの程度プレイされるかということであり、結局は環境がどのように変化するかに集約されます。

もう一つ付け加えれば、既に潤沢なAoEをさらに必要とするのかという《フェルファイア・ポーション / Felfire Potion》と共通する問題もあります。ただしこれについては、単純にこのカードのバリューが高いため他のカードと入れ替えても採用されることになるでしょう。対戦相手の展開するミニオンを一掃しつつ6/6の圧力を置く行動は相手と自分のテンポを逆転させ、大きな優位をもたらしてくれます。おそらくこのカードはいわゆる”auto include”、自動的にデッキに入る=デッキの根幹となるカードにであると予想されます。




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《カバールの薬剤師 / Kabal Chemist》

使用クラス: メイジ/プリースト/ウォーロック
カードタイプ: ミニオン
注釈: ポーションはMSoGカードセットのコレクション可能なカードからランダム

◆ カード分析

これまで発表されてきた中でもっともマルチクラスカードらしいといえる特徴を持っています。開発チームのMike Donais氏によると、このアビリティが手札に加えるのは今回のカードセットに含まれるコレクション可能なポーション系のカード達が対象となり、その取得は発見/Discoverではなくランダム選択で1枚手札に加えられます。

乱数に依存するためどこまで評価されるか未知数ですが、敵味方問わず範囲に巻き込む強力なAoE効果のカードが複数枚存在するためControlデッキでは採用を検討されるはずです。仮に有効なAoEを引けなかったとしても、ミニオン本体と手札にデッキ外から加えられる1枚によって十分な価値は確保できるでしょう。なお、現時点で発表されているポーションカードは以下の7種となります。







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《裏町のレプラノーム / Backstreet Leper》

使用クラス: 中立
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

このミニオンはあまりに奇矯なカードデザインです。開発チームがかつて語っていたように、カードセットには良いカードもあれば、単純に悪いカードも含まれています。それは当然としても、このカードはほとんどの状況で《ウルフライダー / Wolfrider》に劣ります。そもそも、《レプラノーム / Leper Gnome》の3マナ版であるならばマナコスト相応のスタッツとアビリティが必要なはずです。

数多くのAggroデッキで使用されていた《レプラノーム / Leper Gnome》は先日のパッチでnerf調整を受けました。中立カードが様々なクラスで利用されていることはデッキ構築の選択肢を狭める危険性があるとの理由であり、その点には同意できます。開発チームは同じ状況になることを恐れたのでしょうか。しかし、同じアビリティでコストだけが上昇したミニオンというのは多くの場合において、単純に存在意義がありません。カードセットの数合わせのためだけに作られたカードです。




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《有毒下水ウーズ / Toxic Sewer Ooze》

使用クラス: 中立
カードタイプ: ミニオン
注釈: 

◆ カード分析

このミニオンはアンチウェポンのテックカードであり、その効果は耐久度/Durabilityを1減らすだけのものです。《酸性沼ウーズ / Acidic Swamp Ooze》 or 《ハリソン・ジョーンズ / Harrison Jones》という選択肢があるところへ、このカードの採用を考慮する余地があるとは思えません。

まず、ウェポンの完全破壊では無い点が明確に劣っています。《ゴアハウル / Gorehowl》ならば十分でしょうが、《精霊の爪 / Spirit Claws》には心許ないでしょう。耐久度/Durabilityを1減らすだけのアビリティは魅力に欠けています。

こうしたテックカードはマナカーブに沿ってプレイされるとは限らないものですが、ウェポンを使用しないクラス相手での3マナドロップとして見た場合も、3マナ4/3では2マナミニオンともトレードで相殺されかねない使いにくい数値です。




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《タナリスのホグチョッパー / Tanaris Hogchopper》

使用クラス: ミニオン
カードタイプ: 中立
注釈: 

◆ カード分析

マッドマックス三連星の一匹。突撃/Chargeの発動条件は最も厳しく、4マナ時点で対戦相手の手札が空っぽになっていることはほとんどあり得ない状況です。DruidやZoo、Secret Hunterなどの一部デッキでは起こりうるかもしれませんが、そうしたデッキへのカウンターとしての採用を検討されることはないでしょう。もし自分が意図的にそうした状況を作り出そうというなら《ミルハウス・マナストーム / Millhouse Manastorm》でも使うほかありません。

ミニオンのスタッツは悪くない数値であり、お互いに手札が切れたトップデッキの状況でのみ活躍するかもしれません。いずれにせよ構築戦で用いられることは無いでしょう。




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《爆弾部隊 / Bomb Squad》

使用クラス: ミニオン
カードタイプ: 中立
注釈: 

◆ カード分析

指定対象のミニオンに5ダメージを与え、断末魔/Deathrattleでプレイヤーのヘルスに5ダメージを与えるという汎用性が高そうにも見えるカード。ミニオンへの5ダメージはなかなか使い勝手が良さそうにも見えますが、《堀に潜むもの / Moat Lurker》と同様にデメリットを抱えています。

5マナで5ダメージはゲーム中盤ならば《ソーリサン皇帝 / Emperor Thaurissan》を処理できます。また、《シルヴァナス・ウィンドランナー / Sylvanas Windrunner》を破壊すれば断末魔/Deathrattleのデメリットを持つミニオン本体を相手に押し付けることもできますが、《シルヴァナス・ウィンドランナー / Sylvanas Windrunner》が空のボードに置かれることはそうそう稀な状況でしょう。他にはShamanの《進化 / Evolve》でデメリットを解消しつつミニオンを強化する手段もあります。

与えるダメージとデメリットの大きさ、そしてミニオン本体のスタッツを総合して考えると、このカードは5マナ相当の性能であるか疑問が浮かびます。例えばRogueの《影の一閃 / Shadow Strike》のように、適切なカードを既に持っているならば代替手段として考えられることはありません。このカードを必要とするのは例えば《アジュア・ドレイク / Azure Drake》のようなそこそこ高いヘルスと脅威を持ったミニオンの処理に苦戦するクラス、つまりPriestがボードコントロールする手段として適しているでしょう。他には、Reno型構築を行うMageやWarlockのデッキにおいても採用が試されるかもしれません。




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《強盗ログ / Burgly Bully》

使用クラス: ミニオン
カードタイプ: 中立
注釈: 

◆ カード分析

《バーリー・ロックジョー・トログ / Burly Rockjaw Trogg》《アーシネイター・トログザー / Troggzor the Earthinator》《商大公ガリーウィックス / Trade Prince Gallywix》・・・・。相手がスペルを使用した時に、という発動条件のミニオンが活躍した例が無いため良い印象はありませんが、このカードはいかがでしょうか。このミニオンのアビリティは過去のカード達との比較すれば、やや見劣りするメリットしかないかもしれません。

逆に相手から見れば除去や自分の戦略のためにスペルを使用することをそれほどためらわない可能性があり、むしろ《コイン / The Coin》を入手するという目的は果たしやすいかもしれません。単なる想像ですが。新環境で実際に運用してみないと何とも言えません。

ともあれ、このミニオンをデッキに採用するのは相手のスペル使用を牽制する目的か、もしくは《コイン / The Coin》を手に入れたいというのが理由になるでしょう。様々に利便性のある《コイン / The Coin》はどんなコンボデッキでも有用であり、《ソーリサン皇帝 / Emperor Thaurissan》のスタンダード落ちした後の環境でこのカードの出番はあるかもしれません。相手の対応に依存する《コイン / The Coin》の入手を戦略に組み込むのはメイクノーセンスという気もしますが、いかがでしょう。




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《トゲ付きのホグライダー / Spiked Hogrider》

使用クラス: ミニオン
カードタイプ: 中立
注釈: 

◆ カード分析

マッドマックス三連星の一匹。突撃/Chargeの発動条件は容易な部類ですが対戦相手のデッキに依存します。5マナ5/5のスタッツに突撃/Chargeを持つことは十分に強力です。しかしその発動条件が突撃/Chargeを遮る挑発/Tauntであることは皮肉です。

基本的な考え方として、突撃/Chargeによる相手ヒーローへの致命的なダメージを必要とするならば《リロイ・ジェンキンス / Leeroy Jenkins》が優れています。この場合ミニオンのヘルス値は問題ではありません。このスタッツの高さが活かされるのは、突撃/Chargeを持つミニオンでありながら生存力も高い存在、Warlockの《ドゥームガード / Doomguard》と同様の活躍することにあると考えられるでしょう。

《センジン・シールドマスタ / Sen'jin Shieldmasta》《蝕まれしトーレン / Infested Tauren》、またはかつて存在した《ヘドロゲッパー / Sludge Belcher》のような中盤の挑発/Tauntミニオンに対してはベストなカウンターとなります。一方で、《戦の古代樹 / Ancient of War》のようなタフな挑発/Tauntミニオンに対しては、《黒騎士 / The Black Knight》に明確に劣ります。

しかし第一の問題は挑発/Tauntミニオンの存在という制約であり、Rogueのようなノーガード戦法の相手にはアビリティが発動しえないという難点があります。




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《ピチピチレザーのホグリーダー / Leatherclad Hogleader》

使用クラス: ミニオン
カードタイプ: 中立
注釈: 

◆ カード分析

マッドマックス三連星の一匹。アビリティの発動条件が似たような性質の《ゴブリン戦闘工兵 / Goblin Sapper》というカードがGvGに存在しました。競技的なシーンで活躍した記憶はほぼまったくありませんが、このミニオンも同様なのでしょうか。

異なる点は相手の手札枚数によってアタック値が増減しないこと、6マナ6/6というスタッツは悪くない数字であることです。実際のところ、Aggroデッキにおいて突撃/Chargeを持つ6/6という存在は恐ろしく有用です。ただし、相手の手札が6枚以上という上限がやはりネックとなります。相手のデッキ構成に依存することがこのミニオンの評価を難しくしており、ラダーでは検討し辛いでしょう。

例えばトーナメントシーンなど、対戦相手のControlデッキにぶつけられる見込みがあるならば採用されるデッキがあるかもしれません。《ドゥームガード / Doomguard》と比較すれば、6マナ6/6の突撃/Chargeは優れた性能です。この場合は例えばAggro Druidなら単体除去に《自然への回帰 / Naturalize》を使用し除去と同時に相手の手札を増やすなどの工夫も必要となります。




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