日本時間9月1日16時前後がリミット
➥ [昨シーズンのCard Back] Season end reminder : July 2015 [dojo]
➥ [カードバック一覧] Card Backs Gallery [Hearthpwn]
拡張版『The Grand Tournament(TGT)』 8月24日正式リリース
日本時間25日AM2時をもって、Hearthstone: Heroes of Warcraftの拡張カードセット第二弾となるThe Grand Tournamentがローンチを迎えました。
132枚の追加カード、新たなゲームメカニクス「Inspire」と「Joust」が実装され、構築戦もArenaもこれまでの常識を覆す変化の波にさらされています。とりわけラダーにおいては、BRM環境の頂点に君臨し続けたPatron Warriorを打ち倒すデッキの登場を待望されており、プレイヤー達は新カードにインスパイアされた新たな構築に勤しんでいます。
この混乱が収束した果てにどんなMetagameが待っているのか。おそらく、11月に開催される公式世界大会までには答えが出されることでしょう。
閑話休題。
拡張版がリリースされたことでTGT専用カードパックを購入できるようになりました。
そしてただいまAmazonではコイン購入のキャッシュバックと、対象アプリのコイン還元キャンペーンが行われています。
昨日(8月27日)のハースストーンひとくち新聞でも解説されておりますので、カードパックを購入予定の方はぜひこれを利用しお安く新カード達を入手しましょう。
月末のAmazonコイン20%オフキャンペーンが始まって10%バックも継続されてたから今が最安
課金するか悩んでた人は10万円突っ込んでゴールデンデッキを作ろう!
— しびら (@civila123) 2015, 8月 26
とりあえず、30000コインを24000円で購入! ボーナスで3000コインキャッシュバックされるので、合計33000円分のコインを24000円で。
一万円くらい得しとる、、、∑(゚Д゚)ガーン pic.twitter.com/1ezrElVrpN
— iDragon(MANIAC Wiki) (@IM_iDragon) 2015, 8月 27
Play mode参加報酬 Card Back
獲得条件:シーズン終了時点までにRank20 [ Shieldbearer ]に到達
今月のPlay modeラダーも間もなく終わりを迎えます。ラダー参加報酬の獲得期限は日本時間8月1日16時00分、獲得条件はランク20に到達するだけです。ランク20までは対戦に負けてもStarを失わないので、今月からHearthstoneを始めたという人も月末までの目標として挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみに前回シーズンのBonus Starsによってランク20以上から始まっている人も、最低1ゲームはラダーをプレイしないとCard backは獲得できないことに要注意。
➥ Hearthstone® August 2015 Ranked Play Season – The Tournament Grounds - Ending Soon![Battle.net]
Card back [ Tournament Grounds ]
2015年8月シーズンの報酬カードバックは原作World of WarcraftのワールドイベントであるArgent Tounamentの舞台がモチーフ。拡張版The Grand Tournamentの元ネタでもあります。
Lich Kingとの決戦に挑む勇士達を集めるためにTirion Fordringによって開催されたこのトーナメントには、世界中のあらゆる種族から精鋭の騎士が派遣されています。
種族はもちろん所属勢力の垣根も存在しないため、トーナメントグラウンドの地には対立関係にあるアライアンスとホードの勢力も一同に会することになりました。さらにそこには、各勢力を代表する指導者達もゲストとして招かれています。
➥ Argent Tournament Grounds [WoW Wiki]
➥ Argent Tournament - Alliance and Horde leadership [Youtube]
Varian WrynnとJaina Proudmooreが少数の衛兵を伴い姿を現した。
雪のちらつくトーナメントグラウンドに弁士の声が朗々と響きわたる。
「Varian Wrynn国王陛下、Jaina Proudmoore女史がトーナメントグラウンドへお着きになられた!道をあけよ!」
きらびやかな一行はコロシアム場外の大型テントから歩み出て、彼らのために用意されたアージェント・パビリオンの方角へと歩み始めた。そこには高潔なるPaladinの長、Tirion Fordringが出迎えに控えており、アライアンスの盟主を丁重に出迎えた。
「Tirion」呼びかけるVarian Wrynnの声にTirionは面をあげる。
「Varian王、Jaina女史。アージェント・トーナメントへようこそおいでくださいました。あなた方の席をご用意しております」
「お言葉はありがたいのですが、せめてわたくし達はともに居並ぶべきでしょう」
招待席への案内を固辞するJainaの言外には、ほどなくして顔を突き合わせることになるであろうホードの指導者達を危惧する響きが含まれていた。
Varian Wrynnがその言葉を継ぐ。
「あの野蛮な連中が自制することを信じて、大人しく席につき観戦していろとはTirion、この私に無茶なことを言うな」
「アライアンスとホードの交戦規定がこの場において尊重されることを、私の部下達が保証致します。スタンドで顔を会わせることになっても、あなた方の懸念されている問題は起こりません」
Jainaはかつて同盟を結んだウォーチーフの思慮深い眼差しを思い浮かべていた。
「Thrallならば部下達を統制しているはずです・・・」
「おそらくそうだろう。だとしても、この作戦が有効であるか疑わしいと思う。最終決戦に備えて軍を整えるほうがよほど役立つことであろう」
疑念を表明しつつもVarian王は続けた。
「だが、決戦の時に君達を支援するためのこの競技において、私がこの場に居ることを必要としているというなら、ここに残るとしよう。今のところはな」
Tirion Fordringはかしこまり頷くと、片手を挙げ自らの案内に続くよう客人達に示した。
一行の姿は迷うことなくコロシアム内部へと消えていった。
再び弁士の声がこだまする。
「HordeのウォーチーフThrallとオーバーロードGarrosh Hellscreamがお見えになられたぞ!門への道を開けよ!」
ThrallとGarrosh、そして彼らに従う護衛達はコロシアム場外の大型テントから歩み出て、特別に用意された観戦席へと続く道に沿って進んだ。
アイアンフォージとノームレーゲンのはためく軍旗を見やり、ふと足を止める。
「Garrosh、ここでは自制して欲しい。バイオレット・シタディールの二の舞いはご免だぞ」
辺りを威嚇するように睨めつけていたGarrosh Hellscreamは言い返す。
「ハッ!あれはリーダーに相応しい力を示したまでだ。忌々しいメイジが手を出す前にあの人間を殺さなかったことだけは心残りだがな」
Thrallは嘆息を漏らした。
「この場において我らは客人だ。そしてGarrosh、お前はリーダーに相応しい振る舞いをすべきだろう」
「棒っ切れでペチペチ叩き合うこのお遊びにどんな名誉があるのだ?時間の無駄でしかないわ」
一行はクルセイダー・コロシアムの西入り口へと再び歩き出す。コロシアムの入り口にはやはりFordringが待っていた。
「ようこそ、ウォーチーフThrall。そしてオーバーロードHellscream」
Thrallだけが一礼を返す。
「Fordring公よ、お招きに感謝する。競技の観戦を我々は心待ちにしてきた」
「お前だけだThrall」口を挟むGarrosh。
Tirionは諭すように語りかける。
「Garrosh殿、ゆくゆくは貴公もこの大会に意義を見出してくれることを望んでいる。アライアンスとホードがいがみ合ったままでは、我々がスコージに対して勝利することは不可能なのだ」
Thrallは首肯と共に賛意を示した。「聡明なお言葉だ」
「それは戯言って意味かThrall。貴様ら人間やあの思い上がった王の手助けなぞされなくとも、勇猛なホードはアンデッドどもを打ち砕いて見せよう」
Thrallはすぐさま振り向き、傲岸な態度を崩さないGarroshへ譴責を浴びせた。
「もうそこまでにしろGarrosh!」
「お二方、ここでは紳士的な振る舞いを期待しておりますよ」とTirion。
Thrallはアージェント・トーナメントの主催者へと振り向き直った。
「勿論だTirion殿、彼の非礼を詫びよう。もう二度と繰り返させない」
Garroshは鼻を鳴らし不平を漏らすが、口をつぐんでいた。
「それでは席へとご案内しよう」
Tirion Fordringに先導された一行はまっすぐに歩き出しコロシアムへと姿を消した。