Ranked Play Season #12 March 2015
Index
▼ 参照リンク▼ Overview
▼ Tier Transition Report
▼ Druid
▼ Hunter
▼ Mage
▼ Paladin
▼ Priest
▼ Rogue
▼ Shaman
▼ Warlock
▼ Warrior
【重点事項】
このMeta Reportは海外サイトのガイド記事やトーナメント、ラダーのストリーミング等を参考に記述しています。当ブログ管理人の観測範囲内における情報と印象を基にしているため、実状にそぐわない面も多々あろうかと思います。その点はご了承下さい。
※ トーナメントの統計はコンクエスト形式が主流になりつつある現状にそぐわないので中止します。ケースバイケースのデッキ選択に着目するほうが参考になろうかと思うので現在思案中です。
◆ 過去のMetagame Season Report
➥ [メタる] State of the metagame
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参照リンク
Meta Report
METAGAME BREAKDOWN Season 12 [Elite Decks]Power Ranks: April 2015 Week 1 [Liquid Hearth]
The Meta Snapshot #9: The Beginning of GvG's End [TempoStorm]
The Meta SnapShot #10: The Twilight of GvG [TempoStorm]
The Meta Snapshot #11: Blackrock Mountain Approaches. [TempoStorm]
Tournament stats
Kinguin for Charity - Spring Edition 2015 [Elite Decks]ROOT Gaming Invitational [Elite Decks]
Viagame House Cup #2 [Elite Decks]
KINGUIN 3 SPRING 2015 [Topdecks.com]
ROOT INVITATIONAL [Topdecks.com]
KINGUIN PRO LEAGUE WEEK 4 [Topdecks.com]
VIAGAME HOUSE CUP #2 [Topdecks.com]
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Overview
Goblins vs Gnomes Trailer
2014年12月9日リリースの拡張版「Goblins vs Gnome」環境に移行してから早くも四ヶ月が経過しようとしています。拡張セットによってカードプールは1.3倍に増加し、カードプレイのセオリーや対戦の駆け引きはかつてないほどの変化を迎えました。
最も特徴的であったのは言うまでもなく、新カード123枚中42体のMech種族ミニオン達です。新しい種族特性のMechと数々のカードシナジーがゲームに追加されたことで、Deathrattleのアビリティ発動に焦点が当てられていたNaxxramas環境のMetagameは過去のものとなりました。
そして新たなシーズンを迎えた4月第一週より、NPCと対戦する一人用プレイモードの拡張版となる「Blackrock Mountain」が段階的に実装されます。新しいコレクションカードは31枚のみではありますが、今回はDragonという種族特性がフィーチャーされます。
Dragonの種族特性そのものはHearthstoneのβ開始時より幾つかの既存カードに設定されていましたが、これまではその種族特性がゲーム内にもたらす効果が一切存在しませんでした。開発チームはかねてよりDragon種族シナジーの実装を念頭に置きつつ開発を進めていたとインタビューの中で明らかにしています。Hearthstoneの正式サービス開始から1年、クローズドβ開始から1年半、ようやくしかるべき時が来たのでしょう。
Rise of the Dragonflights
BRM実装によってDragon種族カードは9枚追加、Tokenを除き既存カードと合計して17枚となります。そしてDragon種族外の関連カードは4枚のみ、クラス専用追加カードでDragon種族を手に入れるのはPaladinとPriestのみです。
恐らくは今回スポットが当たるDragon種族シナジーがもたらすMetagameへの影響は、過去のNaxxやGvGと比較して限定的なものであるでしょう。しかし今回はEmperor Thaurissanという強力なクラス共通のコスト低下ミニオンが登場します。さらに言えばPaladinのDragon Consortは他のDragon種族カードをInnervateして召喚する能力です。
アゼロス世界の守護者たる4体のDragon Aspects、Alexstrasza ・ Malygos ・ Nozdormu ・ Ysera。 狂気に染まりDragon Aspectsから堕落したDeathwing(Neltharion)と、その娘Onyxia。
ゲーム最初期より存在する強大なDragon達が再び羽ばたく日が来るのかもしれません。
Draconic races
Card | Mana | Rarity | Card Set | Token |
Whelp | 1 | Basic | Classic | Token |
Twilight Whelp | 1 | Common | BRM | Collectible |
Faerie Dragon | 2 | Common | Classic | Collectible |
Emerald Drake | 4 | Basic | Classic | Token |
Hungry Dragon | 4 | Common | BRM | Collectible |
Dragonkin Sorcerer | 4 | Common | BRM | Collectible |
Twilight Drake | 4 | Rare | Classic | Collectible |
Azure Drake | 5 | Rare | Classic | Collectible |
Dragon Consort | 5 | Rare | BRM | Collectible |
Volcanic Drake | 6 | Common | BRM | Collectible |
Drakonid Crusher | 6 | Common | BRM | Collectible |
Chromaggus | 8 | Legendary | BRM | Collectible |
Alexstrasza | 9 | Legendary | Classic | Collectible |
Ysera | 9 | Legendary | Classic | Collectible |
Malygos | 9 | Legendary | Classic | Collectible |
Nozdormu | 9 | Legendary | Classic | Collectible |
Onyxia | 9 | Legendary | Classic | Collectible |
Nefarian | 9 | Legendary | BRM | Collectible |
Deathwing | 10 | Legendary | Classic | Collectible |
Relation
Card | Mana | Rarity | Card Set | Token |
Dragon Egg | 1 | Rare | BRM | Collectible |
Blackwing Technician | 3 | Common | BRM | Collectible |
Leeroy Jenkins | 5 | Legendary | Classic | Collectible |
Blackwing Corruptor | 5 | Common | BRM | Collectible |
Rend Blackhand | 7 | Legendary | BRM | Collectible |
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Tier Transition Report
The Meta Snapshot #9: The Beginning of GvG's End [TempoStorm]
The Meta SnapShot #10: The Twilight of GvG [TempoStorm]
The Meta Snapshot #11: Blackrock Mountain Approaches. [TempoStorm]
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最も信頼されるHeroの地位を取り戻したDruidは3月シーズンも上り調子を維持しています。Wild Growthのマナ加速とForce of Nature/Savage Roarコンボを備えたMidrangeデッキ(通称Fast Druid)はついにTier1へと返り咲きました。Undertakerが消えた今、Wild GrowthスタートのDruidを罰することが出来るのはMechwarperとMageのSecretスペルだけかもしれません。
Fast Druidの構築に大きな変化はありませんが、想定するマッチアップへの細かいケアとしてカードの入れ替え候補が幾つか存在します。序盤の盤面を確保するZombie Chow、Secret対策のKezan Mystic、その他Loatheb、Azure Drake。流行の変化を注視し適切な対処を続ければ今後もDruidの信頼性は揺るがないものと見られます。
◆ Deck Spotlight
TheFishou’s Midrange Combo Druid [Hearth2p]
Combo Ramp Druid Deck Guide [Hearthstone Players]
Adapting to the Ladder Episode 1: Ramp Druid [TempoStorm]
一方で、GvG環境の到来とともに復活した古典的なRamp Druidの構築はやはり1月がピークであったようです。分厚いTauntの壁はアグレッシブなデッキに対して有効であることは確実ですが、盤面を確保し攻勢へ転じるには現状のMetagameにおいてあまりにも遅いようです。
◆ Deck Spotlight
[Legend S12] Lykan's Ramp Druid [Hearthpwn]
Legendary GvG Ramp Druid (S12) [Hearthpwn]
BRM NEW CARDS
チューズワン - アタック5/ヘルス2のFirecat Formへ変化 or アタック2/ヘルス5のFire Hawk Formへ変化 | タウント/当該ターンにミニオンが破壊されるたび、Volcanic Lumbererのコストを1減少 |
Molten Core (Week2) | Class Challenge (Week3) |
Druidの新カードは新たなChoose One発動ミニオンと、マナコスト低下の特殊なTauntミニオン。新カードでSpellが追加されないのはDruidのみとなりますが、どのような意図が込められてのものでしょうか?
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How to play face hunter properly. [reddit]
しょうもないネタ画像が大反響を呼ぶのは、忌み嫌われたFace Hunterが完全に人気を取り戻したという証左なのでしょう。Midrangeデッキを愛好する人々はNaxxramas環境を懐かしく偲んでいるかもしれません。
「EVERYTHING GOES TO THE FACE!」を合言葉に、相手Heroの顔面を殴り続けたFace Hunterは3月シーズンついにTop Tierに挙げられるようになりました。トーナメントにおいても、対応力の高いMidrange Hunterを凌ぐほどの人気を見せています。このデッキへの明確な対策は存在するものの、対策を怠れば為す術無く嬲り殺されるという状況に多くのプレイヤーはフラストレーションを感じているようです。
また、次なる4月シーズンはBRMの新カードが実装されるため多様なデッキアイデアを試す人々を食い荒らすデッキとしてより嫌われていくのが目に見えています。憎まれっ子世にはばかるを地で行くのがHunterの獣道。
◆ Deck Spotlight
Face Hunter Detailed Guide (Legend #17 NA) - Wreck That Face [Hearthpwn]
The most Skilled deck of Hearthstone: Face Hunter [Hearthpwn]
Atheneや一部のプレイヤーは異なる性質のAggroデッキを使用していますが、アグレッシブなHunterの使うSecret SpellはほぼExplosive Trapであると見てよいでしょう。
TOTAL REKKAGE
Face Hunterが絶好調の陰で、Midrange Hunterは徐々にTier順位を下げつつあります。度重なるnerfに耐えたMidrangeの構築はSavannah HighmaneからDr. Boomというマナカーブがいまだ脅威的であるものの、同じクラスであるFace Hunterを苦手としており共食いで順位を下げているというのが実態です。
そして、Control型のHunterはついに陽の目を見ぬままBRMへ突入することになりそうです。構築アイデアは毎シーズン試されているものの、支持を集めるためにはまだ幾つかのピースが欠けている印象を受けます。
◆ Deck Spotlight
Not Quite My Tempo [Hearthpwn]
FaKe's Control Hunter [Dailydot.com]
Day[9] HearthStone Decktacular #83 - Secret Hunter P1 [Youtube]
Mystical Midrange Hunter, Detailed Guide. [Hearthpwn]
Metaltooth Predators (Rush Mech Hunter/Easy/Competitive) [Hearthpwn]
Metaltooth Predator Mech Hunter [Metabomb]
[Spark] Deadly Tactics (S12 Death Synergy) [Hearthpwn]
BRM NEW CARDS
対象キャラクター1体にダメージ3。自身の手札が無い時、カードを1枚ドロー | バトルクライ:自身の手札が無い時、アタック3/ヘルス3増加 |
Class Challenge (Week1) | Blackrock Spire (Week3) |
BRMで実装されるHunterの新カードについては大きく意見が分かれています。Aggro向きなのかMidrange用なのか、果たして開発チームの意図するところはどこにあるのでしょうか。
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Mageの構築アイデアは尽きることのない泉のように湧出しています。GvG環境が訪れるまで常に下から数えたほうが早いほどに不人気であったこのクラスは、Pyroblast8マナ時代を凌駕しかねない勢力を3月シーズンも維持していました。
3月第一週に注目を浴びシーズン中盤にかけてムーブメントを巻き起こしたTempo Mage。このデッキは複数のSecret Spellを取り入れていますが、既存のSecret系Mageとは際立って性格が異なるものです。SpellとSecretに関連するギミックを用いて序盤から優位な盤面を低コストで築くことに焦点を当てたこのデッキは一時ラダーを席巻しました。Control系デッキに不利を抱えており、Kezan Mysticという明確なアンチの存在もあってシーズン終盤に下降線を辿りましたが、いまだTop Tierの一歩手前の位置にあります。
◆ Deck Spotlight
Trump Wears Lucky Pants (Mage Constructed) [Youtube]
Bloodlips Top 1 EU Tempo mage [Hearthpwn]
Tempo Mage(テンポメイジ) [Read2Win]
Decktalk Ep.27 Special Guest Neirea [Youtube]
Mechシナジーを遮断しMirror Entityの効用を最小化する、必要とあればKezan Mysticを用いる。GvG実装の昨年末から常に支配的であったMech Mageへの対処をプレイヤー達は学びました。Mech Mageの支配力は確実に低下していますが、しかしまだ環境に存在し続けています。このデッキはGvG以前のWarlock Zooと同様に、対策を怠る相手を一方的に嬲るデッキとして今後も他の構築を牽制し続けるかもしれません。
3月シーズンはIllidan StormrageやPyroblastなど特徴的なカードを採用したデッキが注目されましたが、構築スタイルそのものはほぼ変化は見られていません。
◆ Deck Spotlight
[Top10 EU] Illidan Mech Mage [Hearthpwn]
Illidan Mage Deck - You are not prepared! [Hearth2p]
Pyroblast Mech Mage, Top 50 Legend Eu Tacticalzz [Hearthstone Players]
そしてシーズン中盤にはEcho of Medivhを活用したデッキアイデアが登場しました。[Tempostorm] Reynadによるこの構築は序盤の盤面を早期に制圧する低コストのミニオンとSecret Spell、そして盤面のミニオンを手札に複製するEcho of Medivhにより単純なテンポデッキには見られない特異なプレイを可能としています。
まだ日が浅いためこの構築が今後も生き残っていくか未知数ですが、可能性のひとつとしてMetagameの中で注視されています。
Featured Deck: Reynad's Flood Mage
その他、Hobgoblinのアビリティを取り入れた構築も登場するなど全般的にAggro - Midrange志向のデッキが3月シーズンも構築の主流となっていました。Freeze Mage / Fatigue Mageは現状においてあまり有用なデッキとは見なされていないようです。
◆ Deck Spotlight
Reynad's Flood Mage - Deck Analysis [Hearth2p]
Burst Mage - You Haven't Seen That Yet! [Hearth2p]
I Hob You [Hearthpwn]
BRM NEW CARDS
対象キャラクター1体にダメージ4。当該ターンにミニオンが破壊されるたび、Dragon's Breathのコストを1減少 | スペルカード使用後に、ランダム選択でエネミーキャラクターにダメージ1ずつ、合計ダメージ2を与える |
Class Challenge (Week1) | Blackwing Lair (Week4) |
GvGの拡張でMech種族と最も有効に作用する専用Minionを与えられたMageは、今回Dragon種族シナジーからは蚊帳の外に置かれています。Mana WyrmがDragon種族ではない理由についてはこちらをご覧頂ければと思います。
World of Warcraft: The Burning Crusade Cinematic Trailer [Youtube]
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GvGの実装後Paladinの主流デッキはControlからMidrangeへバトンタッチし環境を駆け続けました。強力なMechシナジーを獲得しながらもMetagameから追いやられたMidrange Shamanとはとても対比的です。PaladinはShamanのようにゲーム終盤のバーストダメージの可能性を持ちませんが、ゲーム序盤から中盤にかけての一貫性が古典的なPaladinの勝ち筋を甦らせHeroの序列を駆け上がる原動力となりました。
[TSM] TrumpがLegendランク1位へ登頂した影響により再び脚光を浴びていますが、目を引くほどの構築の変化はありません。Bolvar Fordragonの出番も全くありません。
◆ Deck Spotlight
Top10 Legend Pal Deck. [Hearthpwn]
Deck of the Week: Trump's #1 Legend Paladin [BlizzPro]
デッキ + 動画 : Trump's Paladin - Road to Legend Rank 1 [Read2Win]
Pvp's [RANK 7 to LEGEND] EASY [Hearthpwn]
Hearthstone: Road to Legend Rank 1 - Part 1 (Paladin Constructed)
Midrangeと非常に親しく見分けるのが困難なControl Paladinはラダーにおいて希少になりつつあるようです。しかし2月シーズン以降からControl Paladinを愛用し続けている[Nihilum] Lifecoachの言葉を借りれば、MidrangeデッキとControlデッキの数々に同時に対処可能なこの構築スタイルはいまだ高い信頼性を保持しています。Oil RogueとPriestという穴が広がらない限りは、今後もトーナメントで出番が訪れるでしょう。
そしてまた、Uther Lightbringerという高潔な人物に似つかわしくない名前のAggroデッキも一部人気を博しているので要注意。
◆ Deck Spotlight
LIFECOACH’S ROOT INVITATIONAL CONTROL PALADIN [Topdecks.com]
How can you go wrong with Day[9]'s Miracle Paladin? [reddit]
Day[9] Derpy Beatdown Paladin [Hearthpwn]
Mech Paladin [Hearthstone Players]
eboladin [Twitter]
Deck of the Week: Savjz Eboladin [BlizzPro]
BRM NEW CARDS
バトルクライ:次に召喚するDragon種族のミニオンをコスト2減少 | カードを2枚ドロー、当該ターンにミニオンが破壊されるたび、Solemn Vigilのコストを1減少 |
Blackrock Spire (Week3) | Class Challenge (Week5) |
PaladinにはDragon種族ミニオンがクラス専用追加カードとして追加されます。そしてSpellカードはControlデッキ向きの性格となっており、ゲーム終盤に登場するDragon種族をフィーチャーした新たな構築が登場すると期待されます。
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アグレッシブなデッキで溢れかえる現環境において、Priestへの期待値は日増しに高まりつつあります。得意とするマッチアップのWarlock Zooが人気を取り戻し始めたことも好材料ではあるでしょう。ただしOil RogueとDemon Handlockに対しては絶望的に相性が悪く、Control Warriorの後塵を拝する位置に留まっています。
3月シーズンに見られた特徴はVelen's Chosenの2枚入れです。このためにThoughtstealを抜きMidrangeへ寄せたことがTempo型デッキとのマッチアップを改善しているようです。
◆ Deck Spotlight
Kolento TOP 1 EU [Hearthpwn]
Dealing with Aggro: Midrange Priest [TempoStorm]
noblord’s Legend Priest Deck Guide [Hearthstone Players]
GvG Budget Control Priest by RegisKillbin [Hearth2p]
そして今シーズンはクラシカルなControl Priestに飽きたらず様々な構築アイデアが登場しました。その中で[Teamliquid] Savjzがチョイスしたのは中国サーバー発祥のLightbomb Priest。現在最もバランスが良いクラスであるPaladinに対して有利をとる希少なデッキです。Savjzが配信で多用したため一時流行の気配を見せましたが、Control Priest同様にRogueとWarlockに対して問題を抱えています。
その他にはTempoに軸足を置いたMidrange、Lightbomb Priestと酷似した構築のControlデッキShadow/Fatigue Priestなど、現行のMetagameに対してPriestはようやく正しい解答の端緒を掴んだように見受けられます。
◆ Deck Spotlight
Savjz's Lightbomb Priest [Hearthpwn]
The Angry Priest: Building An Aggressive Priest Deck [TempoStorm]
Tempo Priest Deck Guide by Chinese Professional Team WE [Hearth2p]
[S12 Legend] Shadow/Fatigue Priest [Hearthpwn]
Shadow Fatigue Priest - A Deck Guide [Hearth2p]
Hearthstone - Featured Deck: Savjz' "China" Priest (3/18/2015)
BRM NEW CARDS
このゲーム中に破壊されたフレンドリーミニオン1体をランダムでフィールドに召喚 | バトルクライ:手札にDragon種族のカードが1枚以上ある場合、Twilight Whelpのヘルス2増加 |
Blackrock Depths (Week1) | Class Challenge (Week3) |
Priestには特異なギミックのスペルカードと、Dragon種族シナジーを持つミニオンが追加されます。メタに対してどれほど有効であるか未知数ですが、Dragon Priestが再び試されるのは間違いないでしょう。
▲Index
GvGの拡張においてRogueはTinker's Sharpsword Oilというコンボカードを手に入れました。Blade Flurryと組み合わせて盤面を一掃する、ミニオンにダメージを上乗せして相手のヘルスを消し飛ばす、この二つの役割を同時にこなす新スペルによって誕生したOil Rogueは3月シーズンもトップデッキの一つとして活躍を続けていました。
マナカーブに沿ってミニオンをドロップする基本的なプレイングから大きく逸脱しており、プレイヤーの数そのものはMiracle Rogueの全盛期同様にさほど多くはありません。しかし、ハイレベルなプレイヤー達はOil Rogueを愛好しラダーとトーナメントどちらにおいても高い信頼を寄せています。このデッキのゲームプランを簡単におさらいしておくと、大まかに以下の3点に分けられます。
・相手のミニオンと効率良くカードの交換を行い盤面のポジションを確保
・相手を削りつつ、手札を補充/テンポを維持
・カードコンボにより相手のヘルスを吹き飛ばす
[Tempostorm] hypedはHunter対策にDefias Ringleaderを1枚採用していますが、Metaへのきめ細やかな対処も欠かせない要素です。
Face HunterとControl Warriorのマッチアップでは戦略が立ち行かなくなる局面が多々見られ、現状はかつてのMiracle Rogueほど支配的ではありません。しかし、最も頂点に近い位置にあるデッキのひとつです。
◆ Deck Spotlight
Degreasing Oil Rogue: A Guide to Defeating One of the Best Decks in the Game [TempoStorm]
Oil Rogue Guide
Fast Rogue
Oil Rogueの傍らで今シーズンはアグレッシブな構築が再び試されました。その中でひとつのアーキタイプを打ち立てつつあるのがFast Rogueです。
昨年にMiracle Rogueへのカウンターとして登場したAggroデッキのBackspace Rogueとは性格が異なり、相手のフェイス一辺倒で攻めるではなく、ゲーム中盤にプレイングの性格が変化する興味深い構築となっています。
目につくのはドローカードの数々、そしてこのデッキの最も特徴的なNovice EngineerとGnomish Inventorというキャントリップ(おまけドロー)ミニオンです。これらはカードを引くと同時に、盤面に一定の圧力を残すことがデッキに採用されている理由です。チープなスペルとミニオンによってFace Hunterやその他アグレッシブなデッキに対して有利な構築となり、シーズン序盤においては有力なデッキのひとつと言えます。
そして若干ではありますが、Kel'Thuzadを採用したControlの構築もプレイされていました。
◆ Deck Spotlight
Deck of the Week: Novice Engineer New Meta [BlizzPro]
#1 LEGEND NA With Novice Engineer Fast Rogue [reddit]
#1 Legend* Engineer Rogue by TINGT0NG [Hearth2p]
Engineer Fast Rogue(ファストローグ) [Read2Win]
Flurry Face Rogue [Budget] [Hearthpwn]
Bonus Deck: Kel’thuzad Rogue! [BlizzPro]
*Top 10* Kel'Thuzad Rogue by FoxTheFeared [Hearth2p]
BRM NEW CARDS
指定したミニオン1体のカードを3枚コピーし自分のデッキへシャッフルする | バトルクライ:ダメージを受けていないエネミーミニオンすべてにダメージ2 |
Blackrock Depths (Week1) | Class Challenge (Week4) |
Rogueらしいテクニカルな新カードの追加となります。特に、敵味方問わず指定可能なGang Upが注目されていますが、その使用マナコストとコピーしたミニオンのコスト分だけテンポを失うため、既存のデッキにはそぐわない性質かもしれません。
▲Index
水底へ沈んだままShamanのGvG環境は終わりを告げようとしています。深淵の主Neptulonと専用MurlocミニオンSiltfin Spiritwalkerが新たな構築のムーブメントを起こすことはなく、魚類(両生類?)が機械帝国に生息することは許されませんでした。まずはTop TierのFace HunterとPaladin、そしてOil Rogueとの不利なマッチアップを解消することがShamanの最優先事項となるでしょう。
ゲーム序盤からのボードコントロールをミニオンで獲得するために、NAサーバーのプレイヤーHotformはZombie Chow / Haunted Creeperに加えてNerubian Eggを構築に採用しました。このDeathrattleミニオン達はHunterに対してだけではなく、Secretを用いるMageの構築に対しても有効に機能しています。3月シーズンはBloodlustを1枚差し込んだこのControl寄りのスタイルが最も支持を集めていました。
◆ Deck Spotlight
#1 Legend with Bloodlust Shaman [reddit]
Fabinouze Top1 EU Shaman [Hearthpwn]
Bloodlust Shaman - March 2015 [Metabomb]
Tempo型のデッキに対して競争力のあるMidrangeタイプは敬遠されています。Face Hunterが人気を保ち続ける限り、このデッキをプレイすることはストレスとの戦いになるからです。また、アグレッシブなMech Shamanの構築はシーズン序盤以降まったく姿を見せることはありませんでした。
ただ一方で、Shamanを愛好する一部のプレイヤーはReincarnateとSneed's Old Shredderに楽しみを見出していたようです。
◆ Deck Spotlight
[TOP 40 EU] Cronaz Reincarnate Shaman Meta! [Hearthpwn]
Frezzar's Midrange Shaman [Hearth2p]
Hearthstone TR - Reincarnate Deck (Shaman)
BRM NEW CARDS
対象キャラクター1体にダメージ2。Overloadにより制限されたマナクリスタルを解放 | バトルクライ:アタック値が1-4のランダムで増加 |
Class Challenge (Week2) | Blackwing Lair (Week4) |
新カードはShaman特有のOverloadに関連しています。Fireguard Destroyerは実質5マナコストで考えればコスト比でさほど優秀とは言い難いものですが、マナを前借りして4ターン目からボードに出せる脅威は見逃せません。また、Overloadの制約を解除するLava ShockはShamanの欠けていた1ピースになるものと期待されています。
▲Index
ラダーキングの座から滑り落ちたWarlockは虎視眈々と復権の機会を窺っています。かつての勢力を取り戻すには、Life Tapを軸に据えたデッキの両輪が欠かせないものであるかもしれません。
欠け落ちた一方の車輪、Warlock Zooは3月シーズン開始後に日を経るにつれてプレイヤーを増やしていきました。中国サーバーから訪れたプレイヤーPAYTONは、NAサーバーのランク6からLegend到達までをわずか4時間で達成し注目を浴びています。Face Hunterとのマッチアップに難儀するものの、Warlock Zooは環境にある数多くのデッキに対していまだ互角以上に戦えることを印象付けることに成功しました。Elven Archerが飛び出すのを見たならば、まずこの構築の類型であると判断できます。
また一方で、Hobgoblinとのシナジーをより追求した構築も登場しています。
◆ Deck Spotlight
Rank 6 to Legend in 4 hours with PAYTON's Zoo: Decklist and Guide, dealing with tilt, and how to approach the Rank 5 to Legend grind [reddit]
A different approach to Zoo: Hobgoblin Zoo [TempoStorm]
NAサーバーのプレイヤーJustsaiyanによって構築され、ESL Legendary Seriesのファイナルでカナダ出身のSilentStormが躍進する原動力となったDemonlock(Control)は今シーズン奮わなかったようです。
ボードコントロールに長けMech Mageに対して優位がとれることにより2月シーズンは支持を集めていましたが、肝心のMech Mageが減少した3月ではFace Hunter以外に有効なマッチアップが見られず人気は下降の一途にありました。また、この構築は多様に変化しており3月シーズンは各種のコンボを備えたMidrangeの構築に寄せる傾向が見て取れます。
◆ Deck Spotlight
[Spark] Demonic Void (S12 Demon Synergy) [Hearthpwn]
CN VS. EU #2, Chimmys Sheeplock Deck [reddit]
Top 1 Warlock Deck in CN Server – New Hobgoblin Warlock [Hearth2p]
GvG環境移行後のメインデッキであったHandlockの様子を見ていくと、こちらは再びDemon種族シナジーを取り入れた構築が人気を集め主流となりつつあります。Voidcaller2枚とMal'Ganisの枠を確保するためオーソドックスなHandlockスタイルとは大きく異なることをおさえておくべきでしょう。Big Game Hunterメタが続く現在の環境での有効な手段をプレイヤー達は模索し続けていますが、Cloug9所属プレイヤーのStrifeCroとKolentoの使用するデッキバリエーションが特に注目を集めています。
◆ Deck Spotlight
[70% current winrate] DemonHand [Hearthpwn]
StrifeCro's Demonlock Hit Legend #1!!! [Hearthpwn]
Demonic Void - A Warlock Deck Guide [Hearth2p]
Hearthstone StrifeCro GotD - Finish with style #26
Hearthstone: Kolento plays warlock - Hobgoblin giants (#13)
BRM NEW CARDS
Imp Gang Bossがダメージを受ける時、アタック1/ヘルス1のImpを一体召喚 | (敵味方問わず)Demon種族以外のミニオンすべてにダメージ2 |
Molten Core (Week2) | Class Challenge (Week4) |
追加されるWarlockの専用カードはさらなるDemon種族シナジーの追求を意図しています。プレイヤー達がZooやHandlockとは異なる、もうひとつの構築ラインの確立を開発チームは期待しているものと見受けられます。
▲Index
Control Warriorの有用性は流行のデッキによって左右されがちなものです。そしてラダーにおける人気度はシーズン序盤のどん底から、終盤にかけて右肩上がりに上昇していく傾向にあります。Metagameにおけるこのデッキの立ち位置を炙り出すことは常に議論の的になるものですが、Top Tierのデッキに明確な解答を示すことができた3月シーズンは多くのプレイヤーから高い信頼を勝ち得ていたようです。
Face HunterとOil Rogueの想定するworthy opponentで在り続ける限り、今後しばらくはその威信が揺らぐことは無いでしょう。ヘルス30上限というゲームシステムへの最適解を追求したこの二つのデッキは、Warriorが積み上げるArmor値の前に脆くも戦略が崩れ去ります。こうした有利なマッチアップの一方で、Warriorの懸案はDruid・Paladinの人気が持続しているところへ加えてShamanも再び上昇の気配を見せていることです。3月シーズンはNAラダーでLegend1位に輝いたFibonacciの構築をベースとして、幾つかのカード入れ替えによる対処が図られました。
Muster for Battleへの最も明快な対処としてUnstable Ghoulがデッキに復活しています。類似するアプローチとしてExplosive Sheepを採用する例も見られます。また、Druidとの中盤戦を補強する目的でBomb Lobber / Piloted Shredderも有効に機能していました。
とりわけ、ESL Katowiceで[Archon] Amazを下して優勝を飾った[Archon] OrengeのWarriorは昨年のMetagemeへ回帰したかのようにMidrangeスタイルへ寄せた構築となっています。
◆ Deck Spotlight
ESL Hearthstone Katowice 2015 - Orange vs Amaz decklists [Metabomb]
[S12 Legend] Control warrior [Hearthpwn]
Control Warrior Legend March 2015 [Hearthpwn]
Hearthstone: Control Warrior Deck [ Flavor of the Month] [Youtube]
What do you think about Fibonacci's list? [Battle.net]
DOOMSAYER WARRIOR TECH [Liquid Hearth]
BRM NEW CARDS
Axe Flingerがダメージを受ける時、対戦相手のHeroにダメージ2 | (敵味方問わず)ミニオンすべてにダメージ1。自身のヘルスが12以下である場合、代わりにダメージ3 |
Class Challenge (Week2) | Blackwing Lair (Week4) |
毎回同じことを書くのも少々げんなりするものですが、3月シーズンもControl Warriorに比肩するメジャーデッキは登場していません。今回の追加カードがプレイヤー達のイマジネーションを刺激することを期待しましょう。