4月開始、1年間に渡るロングランの国内オンライントーナメント
Hearthstoneの日本語Wikiとして新たに開設されたHearthstone Maniacについては先日当ブログでもお知らせしておりました。
さて本日、この日本語Wiki運営チームにより発足された日本国内プレイヤー向けのオンライントーナメント、「国内Wikiリーグ」のアナウンスが行われています。プレイズプールは総額25万円、開催期間は2015年4月からの丸一年間を予定。賞金付きの国内オンライントーナメントは久しくなかったところですので、詳細をチェックしておきましょう。
関連LINK
Wikiリーグ 詳細 [hearthstonemaniac]
Infinite Mana Inn (運営チームWeblog) [hearthstonemaniac]
Wikiリーグ大会ページ [Challonge]
イベント概要
日本国内から世界へと挑戦するプレイヤーの発掘と養成を目標に掲げ、広く一般参加を呼びかけるほか、国内の有力プレイヤーも多数募り開催される賞金総額25万円のオンライントーナメント。
主催は日本語Wiki管理人iDragonさんと運営に携わるチームInfinite Manaのメンバー。
イベント期間
全体のフローは2015年4月より始まり2016年4月の王座リーグまでの一年間。
月毎に予選と決勝を行い賞金分配とポイント(後述)を付与するトーナメントを11回開催し、最終的に王座リーグのトーナメントによって国内のベストプレイヤーを選出する。毎月のイベントでは第一週土曜日に一次予選として一般参加者によるトーナメントと招待選手によるリーグを行い、続く第二週土曜日に二次予選となる予選決勝トーナメント、そして第三週土曜日にその月の勝者を決める本戦決勝が行われる。
賞金とポイント制度
賞金総額25万円は「Vプリカ」で配布。最終トーナメントとなる王座リーグを含めて月々のトーナメントに配分を行う。公式ページより下記に引用
月ごとの賞金は以下のようになっています。(総額10,000円)
優勝:5,000円
準優勝:3,000円
3位:2,000円
王座リーグの賞金は以下です。(総額140,000円)
日本王者:100,000円
2位:30,000円
3位:10,000円
毎月のトーナメントに賞金が用意され、さらにこの月々のトーナメント結果によって優勝プレイヤー及び上位入賞者には王座リーグ出場に必要となるポイントが付与される。
月次トーナメント一般参加と招待枠
このイベントの特色として、Hearthstoneシーンでよく見られる招待プレイヤー枠を導入している。知名度やプレイヤーの過去の実績に基づいて招待を受けたプレイヤーと一般参加枠のプレイヤーはトーナメントで進行が異なる点に注意
なお招待選手は毎月入れ替わりが発生する。詳細な基準を下記に引用
次回の招待選手について
今回の招待選手は主に直近のNAランクによって選出していますが、次回の招待選手はポイントトーナメントに残った8名全員と、その月のNAランク上位者数名となります。10名を超える場合もあります。
フォーマット
招待選手リーグ戦を除き、期間中の対戦はすべて本年のBlizzard社公式世界大会「World Championship」で採用されたコンクエストルールで行われる。
ルール詳細について以下引用
サーバーはAmericasサーバー。
トーナメントはすべてシングルイリミネーション(敗者復活なし)。
一般参加トーナメント、予選決勝トーナメントはBo3のコンクエスト方式。本戦決勝のポイントトーナメントはBo5のコンクエスト方式。招待選手リーグはBo1で総当り。
【使用ヒーローの提出】
トーナメント開始時刻までに使用する3ヒーローを、大会進行ChallongeページにあるDiscussionに記入してください。
例:mattun 1.Druid 2.Mage 3.Rogue ※開始時刻までに記入のないプレーヤーは失格となります
【デッキの調整について】
BO3内でのデッキ調整は禁止とします。
【罰則行為】
①各対戦が始まった後に、参加者がゲームから退出した場合、いかなる理由にもかかわらず対戦放棄とみなされます。 退出した参加者の対戦相手がその試合の勝利者となります。 ②直前の試合で勝利した参加者が、すでに勝利したヒーローを選択して試合へ臨んだ場合、その試合は無効となります。 無効試合を起こした参加者がその試合に敗北します。
◆ 管理人の視点
賞金付きの国内プレイヤー向けオンライントーナメント、いいですね。日本のHearthstoneシーンが盛り上がっていくには多面的なアプローチが必要だと思われますが、こうした競技に軸足を置いたトーナメントは必要不可欠です。主催は日本語Wikiの運営チームということもありますし、国内コミュニティの活性化にも大いに貢献するのではないかと見られます。
わたしはルール詳細を見ていった中での疑問を運営側へぶつけていますが、1年間にも渡る長いイベントとなるわけで今後月々のイベントを通した中でブラッシュアップされ開催方式にも変化が有り得るでしょう。参加側の人たちも気付いた点や思うところがあれば気軽に運営へと問い合わせを行ってみると良いかと思います。こうしたイベント開催というのは何も意見を言ってもらえないまま参加人数が減っていく、というのが一番辛いんですよね。
iDragonさんによるリーグ開催の方向性に含むところは様々あるでしょう。詳細ページに書かれてあるとおり、気軽に参加できるという点でもプレイヤーのモチベーション向上や交流の一助になるはずです。
そしてわたし個人が期待しているのは、ざっくばらんに砕いて言えば、国内の有力プレイヤーは誰やねんというのをハッキリさせようぜ、という点において非常に意義があると感じています。e-sportsでもなんでもおんなじことですが、実力者にスポットが当てられることも競技シーンを育てていく上で欠かせない要素のひとつであるからです。