果たしてBlizzConまでに観戦モードは実装されるのでしょうか
Windows8 Touch正式対応
サラッと流されてしまいそうなほど話題になってませんが、ついにHearthstoneがWindows8 Touchに正式対応となりました。
Hearthstone Patch Notes - 1.1.0.6187 [Official Facebook]General
Added support for Windows 8 touch devices.
パッチノートの記述もこれだけという。
不具合等の確認はこちらのフォーラムを参照してどうぞ
Issues with Windows 8 after last patch 8/6/14 [Battle.net]
Hearthstone ➢ Forums [Battle.net]
これまでWindowsOSのタブレット端末でHearthstoneを起動した場合、(当たり前ですが)デスクトップPCと同じ仕様となっていました。これまでもゲームプレイにそれほど支障ありませんでしたが、今回のパッチ6187適用により、Windows8 Touchでの操作が正式にサポートされます。
挙動はiPad版と同じ仕様なのでしょうか。比較用の端末が無いため確認できておりません。
気付いた点としては表示とアニメーションの処理が体感上ではスムースに最適化されたように思います。
もう一点、これまでタブレットのWindows機ではゲーム内操作でキーボードを呼び出すことが出来ませんでした。パッチ後はフレンドへのチャット送信時とデッキ名称変更時にキーボードが自動表示されます。付け加えて、デッキマネージャー画面にも小さな変更点が見られます。
東芝dynabook Tab VT484/26K 実機スクリーンショット
RenameとDeleteボタンが追加
いちいちタスクマネージャーから呼び出さなくてもよくなりました
シェアで言えば多勢に影響があるとは言えず大きなニュースにはなっていません。
しかし今回のWindows8 Touchのサポート開始により、Blizzardは一年前の公約のひとつを果たしたことになります。
一年なんてあっという間ですね。昨年11月開催のBlizzcon2013 Opening ceremony上にて、チーフクリエイティブオフィサーRob Pardo氏により発表されたHearthstoneの展望を皆さん憶えてらっしゃるでしょうか。
参照リンク:昨年のOpening ceremonyとFireside Chat Panelのハイライト
BlizzCon 2013 Day1 (Hearthstone限定) [dojo]
(ちなみにRob Pardo氏は先月で17年間勤めたBlizzard Entartainment社に別れを告げました ➥ [Battle.net] Message from Rob Pardo)
Rob Pardo: 「実際のところ、誰もがタブレットを持っているわけではない」
タッチコントロールデバイスでのゲームプレイについて話が及んだ次の瞬間、背景の巨大スクリーンに現れた映像に会場内は歓呼の声で満たされました。
それまで対応機種をWindows、Mac、iPadのみとしていましたが、この場においてWindows8 Touch、iPhone、Androidデバイスもサポートしていくことを明言したのです。
iPhone、Androidなどについては、当時の発表時点では2014年度の下半期とされていました。このスケジュールの変更についてアナウンスはこれまでありません。
3月の正式サービス開始、4月のiPad版リリース、先月のSolo Adventures実装と今回のWindows8 Touch。着々とタスクを消化させているわけでして、ようやく次に来る(だろうと思われる)のはモバイルフォンでのリリースですね。
Turn 2 : Ben Brode Developer Interview
IHEARTHUの定期配信番組Turn2、Episode30のスペシャルゲストとしてHearthstone開発チームのシニアゲームデザイナーBen Brode氏が登場。今後のカード追加や開発チームの方向性について語ってくれました。
その要約をHearthpwnの記事からご紹介します。
"Next, We're Planning for a Larger set of Cards" - Ben Brode Interview [Hearthpwn]
Turn2: Episode #30 – Ben Brode [IHEARTHU]
Summary
▶ 次回実装されるコンテンツは新カードが30種類以上となる
▶ 観戦モード - Observer mode(Spectator mode)は現在開発中。発表できる詳細は無い
▶ Hearthstoneに追加して欲しいアイデアがあれば開発チームに話して聞かせて欲しい
▶ 観戦モードはコミュニティの要望に応え実装されるものである
▶ カードの変更(nerfなど)について今ところ予定にない
▶ 開発チームの方針としてはカードの変更は可能な限り最小限のものとし、Metaへと対抗できるカードを追加していきたい
▶ 「Curse of Naxxramas」開発のタイムライン
1. Solo Adventures攻略の報酬となる新カードの設計
2. ノーマル難易度のBOSSとの対戦の開発。ほとんどの時間がここに費やされた
3. クラスチャレンジを作成しクラス毎に楽しめるデッキを組んだ
4. 最後にHeroic modeの対戦。勝ち目があるようにしつつも如何にクレイジーな対戦となるかに力を注いだ
▶ Loathebとの対戦でAlexstraszaが無効化されるのには良い面と悪い面があった。
(Alexstraszaを禁止カードとすることで)対戦が深みを増し楽しめるものとなった。しかしLoatheb戦のためにAlexstraszaをクラフティングした人が居たならば、せっかく作成したのに無効化されてしまう仕様が事前に判らず無駄となってしまうことは良くなかった。
▶ Maexxnaは恐ろしいまでの可能性を秘めているカードだ。あまりに強くなりすぎないように、アタック値を低く留めておこうとしている
▶ Loathebは大量のSpellで構成されたデッキへのカウンターとして機能するMetagameツールとなることを意図して作成された
▶ Webspinnerはランダム性が重要であることの格好のサンプルであり、このミニオンを正しく用いることはゲームプレイに求められるスキルレベルを向上させることとなる。ランダムに提示されるカードに適切に対処しなければならないため。
▶ Naxxramasの新カードセットの設計において、Arena modeで発揮されるだろうパフォーマンスを考慮してはいなかった
▶ 現状ではWarlock Zooについて問題があると明言するのは難しい。Naxxramasの新カードによってもたらされる変化を検分する必要があり、いずれかの結論を出すのは急激な変化の波が落ち着き一呼吸置いてからであるべき。