アイエエエ・・・
ガイド記事を書いた翌日に調整が入ってしまうとかガックシなんですが。
致し方ありません。ままならないのが人生ですね。
それではZeriyahサンからの次回アップデートにまつわるアナウンスー。
βテスター達から寄せられるフィードバックを助けとして、クローズドβの終わりが近づいているとの予告。クローズドβテスト段階における最終的な調整として幾つかのカードに変更がもたらされます。
➥ [Official] Hearthstone Update: Upcoming Changes 1/13
Unleash the Hounds
マナコストが4から2へ減少
Hunter専用スペルカード。前々回のBeta Patch 4217においてカードテキストに変更が加えられ、それに伴いマナコストが1から4に上昇していたカード。
AoEやBeast種族のシナジーを期待されていましたが、さすがに4マナコストは重かったという判断のようです。
Pyroblast
マナコストが8から10へ増加
Mage専用スペルカード。方々から喝采が聞こえてきそうですが、遂にこのスペルに調整が入りました。
コスト対比で見れば8マナ10Dmgが異常とは言い難いものの、ミニオンでブロック不可能な性質であるスペルダメージが10ダメージもまとまって8ターン目に使用可能になるというのは、さすがにテンポが他のクラスより早すぎたのは否めません。
実際、Ice Blockとダブルパイロを手札に揃えたMageの8ターン目以降は、ゲームが成立していないケースも見られました。
「Sorry」エモートと相まって多くのプレイヤーにフラストレーションを与えてきたこのスペル、今後どのように用いられるのでしょうか。
Blood Imp
アタック値が1から0へ減少
前) Stealth. Your other minions have +1 Health.
後) Stealth. At the end of your turn, give another random friendly minion +1 Health.
Druid専用ミニオンカード。カードテキストに変更が加えられ強烈なnerf。
フィールド上に存在するだけで全てのフレンドリーミニオンに持続的にヘルス1のbuffを供給し続けるアビリティから、ターン終了時にフレンドリーミニオン1体をランダム対象でヘルス1増加させる能力に変更。
ほかと比べてもマナコスト1には見合わない性能でしたが、こちらもnerf対象に。
Warsong Commander
前) Your other minions have Charge.
後) Whenever you play a minion with 3 or less Attack, give it Charge.
Warrior専用ミニオンカード。
こちらも非情なnerf。Giant OTKがプレイヤーの間で流行していた影響でしょうか?
昨年10月17日にもBattle Rageがちょっと流行っただけで速攻nerfされてましたが、もしかしてGarroshって、Blizzardに愛されてないんじゃ・・・
WoW未プレイなので知らないんですが。
そんな心配は置いといて、今回の調整によりチャージアビリティを付与される対象はアタック値3以下のミニオンに限定されます。
チャージが付与されるタイミングは”Whenever you play”なので、ミニオンを召喚しチャージが付与され、そこにさらにアタック値増加のbuffは可能だと思われます。
逆に、元からアタック値が4以上のミニオンは、例えばCrazed Alchemistでアタック値を減少させても無意味でしょう。
Charge
前) Give a friendly minion Charge.
後) Give a friendly minion +2 Attack and Charge.
マナコストが0から3へ増加
Warrior専用スペルカード。
アタック値2付与が追加され、マナコストが3増加。これにより若干性質が変化しました。
こちらもOne turn killの影響により調整が加えられた模様。これまでのカードバランス変更を見る限り、開発チーム側はOTKをあまり好ましく思っていないのかもしれませんね
RTSのStarcraft2においてはCheeseyな戦術を喰らって死ぬのはそいつがおマヌケ、と言わんばかりのゲームバランスでしたが(実際You noob言われる)、同じBlizzard社のゲームといえど対戦プレイにおける軸をどこに置くかの考え方に違いがあるんでしょうか。
ゲームシステムがまったく異なるので比べるのもアレなんですが。ちょっと意外に感じてます。
Abusive Sergeant
前) Battlecry: Give a friendly minion +2 Attack this turn.
後) Battlecry: Give a minion +2 Attack until end of turn.
クラス共通ミニオンカード。
変更点が判りにくいですが、”+2 Attack”のbuff対象が変更前はフレンドリーミニオンのみ、変更後はエネミーミニオンもbuff付与の対象となります。
どのような変化をもたらすかを具体的に言うと、エネミーミニオンのアタック値を増加することで自分に利益をもたらす行動(Shadow Word: Death、Big Game Hunter)に融通が効くようになった、という地味な強化です。
Faceless Manipulatorは試してみないと判りませんが、ターン限定というbuff条件を正確にコピーするならたぶん無意味でしょう。
Dark Iron Dwarf
前) Battlecry: Give a minion +2 Attack.
後) Battlecry: Give a minion +2 Attack until end of turn.
クラス共通ミニオンカード。
Abusive Sergeantと同じアビリティになる模様。
パーマネント(永続保持)のbuffからターン限定の強化となることで、相手に与えるプレッシャーは低下しました。
その代わりとして、”Battlecry発動のbuff効果はターゲット対象にできる存在があるなら発動させなければならない”、という条件のもと若干扱いにくかった部分が緩和されます。
意味が伝わりにくいので解説すると、「Battlecry: Give a minion +2 Attack.」というカードテキストに従い、Dark Iron Dwarfはフィールドに召喚する前に、対象を選んでbuff効果を発動することで召喚完了となります。
これはつまりbuffのターゲットに出来る対象がフィールドに居るならば、buff効果を発動させずに召喚することは出来ないということです。
もちろんフィールドにミニオンが存在しなければこの制約は当てはまりません。
しかし、フレンドリーミニオンが存在せずエネミーミニオンしかフィールドに居ない場合、エネミーミニオンを対象にbuffを発動しなければDark Iron Dwarfは召喚できません。
そういう仕様なのです。
Defender of Argus
Argus自身のアタック値が3から2へ減少
クラス共通ミニオンカード。
開発チームとしてはやはり、とあるカードがどのヒーローのどんなデッキにも入っているというのは望ましくはないのでしょう。
いまだ有用であることに変わりなさそうですが、今回のnerfはArgus本体のアタック値を減少させることで様子見なのかもしれません。
Novice Engineer
ヘルス値が2から1へ減少
クラス共通ミニオンカード。
Defender of Argusと同様の理由でnerf対象に。
いわゆるCantrip、カードを1枚ドローするオマケ付きのミニオンはやはりどんなクラスとも相性が良く、特にPriestのような序盤はローペースで立ち上がるクラスにとっては常にベストな選択肢となります。
ヘルスが1減少することでヒーローパワーにより簡単に排除されるという今回のnerfにより、Loot Hoarderと丁度釣り合いが取れるようになったかもしれません。
Sylvanas Windrunner
マナコストが5から6へ1増加
クラス共通ミニオンカード。
他の5マナミニオンに比してOPという判断とのこと。
6マナの共通ミニオンと比較してみれば、デッキタイプに合わせて選ぶ選択肢のひとつとして6マナ帯に属するのは妥当な変更と見られます。
Tooltip | Attack | Health | Rarity |
Archmage | 4 | 7 | Common |
Argent Commander | 4 | 2 | Rare |
Boulderfist Ogre | 6 | 7 | Free |
Cairne Bloodhoof | 4 | 5 | Legendary |
Frost Elemental | 5 | 5 | Common |
Gelbin Mekkatorque | 6 | 6 | Legendary |
Hogger | 4 | 4 | Legendary |
Illidan Stormrage | 7 | 5 | Legendary |
Lord of the Arena | 6 | 5 | Common |
Priestess of Elune | 5 | 4 | Common |
Reckless Rocketeer | 5 | 2 | Free |
Sunwalker | 4 | 5 | Rare |
Sylvanas Windrunner | 5 | 5 | Legendary |
The Beast | 9 | 7 | Legendary |
The Black Knight | 4 | 5 | Legendary |
Windfury Harpy | 4 | 5 | Common |
明かされている変更点については以上です。
重点)
今回のパッチにおいても調整されたカードのArcane dust(クラフティングのダスト)は、分解時に作成要求数量と同等のダストが還元されます。
なおSenior Game Designer、Ben Brodeサンによると、ミニオンフライハイ(浮き上がったり画面外に飛んでく)や、手札が重なる、フィールドのミニオンが左右にスライドしまくるといったバグの修正はまたこのバランス変更パッチに含まれないようです。
➥ https://twitter.com/bdbrode/status/422919113980145664